【カナダBC州私立高校卒業留学】英語力を磨いて地元野球チームにも参加!卒業留学1年目を総括

こんにちは、カナダ・バンクーバー現地にある留学エージェントで教育・移民コンサルタントをしている西岡彩です。私たちはカナダの未成年留学(小学生高学年以降から中学留学、高校留学、ボーディングスクールなど)と親子留学・カナダの教育移住の専門アドバイスを提供しています。

今回は、2024年4月からカナダBC州バンクーバーの語学学校に通った後、9月からバンクーバー近郊のクリスチャン系私立高校に留学しているGくんの体験談をお届け。グレード10から卒業を目指しての留学ということで、現地高校入学前に数カ月じっくりと語学学校で英語力を磨きました。いつも礼儀正しく気配りのあるGくんは生粋の野球少年でもあり、留学1年間目の後半からは地元の野球チームにも所属して毎試合スタメン出場する活躍ぶり!語学、そのほかの授業、野球と充実の1年目を過ごしたGくんの頑張りを、担当アドバイザーとの毎月の面談を基にご紹介します。

お名前:Gくん
学校:バンクーバーの語学学校VGC+バンクーバー近郊のクリスチャン系私立高校
学年:語学学校に5か月通学後、現地校Grade 10から開始
期間:2024年4月から語学学校+現地校に卒業を目指して留学中(2025年7月現在)
滞在方法:ホームステイ

4月~5月:バンクーバー語学学校で留学開始!

カナダ到着直後は疲労や慣れない環境のためあまり食欲がなかったようですが、しばらくすると元気も戻り、普段通りご飯を食べられるようになりました。語学学校手配のホームステイに滞在していますが、ホストマザーが作ってくれるご飯がおいしく、主にお米と肉料理が出ますが、たまにハンバーガーを作ってくれる時もあるとのこと。ホストマザーはとても協力的な方で、到着数日後にGくんがカード類をなくしてしまった際も、翌朝に紛失したと思われる場所まで車で送ってくれて、一緒に確認してくれたのだそうです(その後カード類は無事見つかりました!)。ホームステイ先には他国からの留学生さんも滞在しており、特にGくんは現地高校に通っている英語の上手な子とよく話したり、買い物に行ったりしています。英語上級の友人と日常的に話す機会が持てると、英語も伸びやすいかと思います。5月後半にもなるとカナダの生活にもだいぶ慣れてきて、順調に馴染めていらっしゃるご様子が窺えました。5月は季節の変わり目ですが、晴れて暖かい日には、現地校に通うルームメイトなどと一緒にイングリッシュベイやキツラノビーチといった、バンクーバーの人気のビーチに足を運んだりもしたそうです。

バンクーバーの語学学校VGCについて伺うと、とても楽しい!と仰っていました。春の時期はまだ高校生が少ないので、クラスは成人生徒さんばかりですが、皆さん気にかけてよく話しかけてくれるそうです。成人の方は放課後にお酒を飲む場所に遊びにいくことも多く、そちらには混ざれないので、同年代のお友だちがほしいなといったご様子ではありましたが、例年6月後半から高校生が増えてくるので、夏は一緒に遊ぶ友だちもたくさんできるかと思います。

授業は簡単に感じるようですが、レベルアップするには2週に1回のレベルアップテストで全単元で90%以上をとる必要があるため、少し苦労されているようです。早くレベルアップできるよう、宿題も通常より多めに出してもらいたいと先生にお願いされているそうで、自主的に頑張っていらっしゃるのが素晴らしいですね。宿題を多めにもらって放課後は図書館でも勉強するなどを続けること1~2ヶ月、徐々にテストの点数も上がり、総合点では90%を超えるようになりました。ただ、リスニングが90%に足らず、レベルアップができなかったので、次こそはと意気込んでいらしゃいました。

6月~8月:語学学校ではレベルアップ!現地高校開始前に夏のバンクーバーも満喫

語学学校VGCでは6月に入って無事レベルアップができました。それほど難易度が上がったとは感じず、最初のレベルアップテストでも84点だったので、次はもっと早くレベルアップしたいと仰っていました。VGCは担任制をとっており、2週に一度担任の先生との面談があるので、そちらでテストの点数が伸びなかった箇所などは説明がもらえてよいとのこと。VGCはアカデミックに力を入れたバンクーバーの老舗語学学校として有名ですが、しっかり生徒さんの伸びを見てくれているようですね。カナダ到着から3か月ほど経ち、最初は相手の言っていることがわからないことが多かったそうですが、今はだいぶ理解できるようになり、スピーキングなども含めて、総合的に英語力は上がっていると感じるそう。その後8月になるとさらにレベルアップし、基本的なことは以前のレベルと変わらないものの、リスニングやリーディングの内容が複雑になり、難しくなってきたと感じているご様子。また、クラスメートのレベルが一段と上がり、初めにいたレベルとは生徒さんの英語力がまったく違うと仰っていました。Gくん自身も、最初の2ヶ月ほどはあまり伸びが感じられなかったものの、7月~8月になると現地の人と英語で話していても聞けることが増えた、メキシコなどのアクセントのある英語もわかるようになってきたということで、カナダらしい多様な英語のスタイルに慣れ、力がついてきたと実感できているようです。

また、以前のクラスは20代の成人生徒さんが主体でしたが、6月からのクラスでは、まだ高校生はいないものの19才くらいの若い年齢層が増加したので、学校帰りにクラスメートと遊びに行くことも増えたようです。クラスメートには、韓国、メキシコ、ブラジルの生徒が多いそう。バンクーバーのダウンタウンをぶらついたり、イングリッシュベイというビーチでみんなで食べ物を持ち寄ってご飯を食べながらのんびり過ごしたりと、バンクーバーらしい夏の過ごし方を楽しまれています。バンクーバーから海を隔てた先のノースバンクーバーにも行き、グラウスマウンテンやキャピラノ吊り橋といった有名なアウトドアスポットでハイキングや散策も楽しみ、山登り中には鹿に遭遇したのだとか!また、夏は学校企画のロッキーマウンテン3泊4日旅行にも参加されました。ユネスコの世界自然遺産にも登録されているロッキーマウンテンは雄大な自然が魅力ですが、バンクーバーよりも暑く驚いたそうです。特に印象に残ったのは人気の観光地であるバンフで、穏やかな空気感がよく、こんなところに住んでみたいなと感じたと仰っていました。

8月には高校生も増え、9月からトロントやBC州(ブリティッシュコロンビア州)内の公立高校に通う予定お友だちもいるそうです。VGCでの時間は総じて楽しかったと振り返っていました。また、ホストマザーがとてもいい方で、一度Gくんが「日本食を作れますか?」と聞いてみたところ、日本スタイルのカレーライスを作ってくれたそうで、美味しかったと笑顔でお話しされていました。9月からの現地高校開始が楽しみな一方、ホストマザーとお別れするのが寂しいといったご様子でしたが、高校もバンクーバー近郊なので今後もお会いする機会はあるかと思います。今後も大事にしたいと思える縁に恵まれ、素晴らしい語学学校期間となりました。

8月の面談は弊社オフィスまでお越しいただき、対面で行いました。担当アドバイザーのMomokoとも記念写真を。

9月~11月:現地高校開始!学校のみんなとはすぐ仲良しに

9月からバンクーバー近郊のクリスチャン系私立高校での生活がスタートしました。まずはESL(留学生向け英語コース)クラス2個と、クリスチャン系の学校ということでバイブル関連のクラスを受講しています。また学校の企画で、サンシャインコーストというバンクーバーからフェリーを使って1時間ほどで行ける美しい海岸地域へのキャンプに参加し、そちらでたくさんのお友だちができたそう!11月には西岡が学校訪問しましたが、その際もお友だちが頻繁にGくんに声をかけてきたり、昼休み中に廊下に出ていると一緒に卓球をしようと誘われて、短時間の間に卓球をしに行ったりと、みんなに慕われているご様子でした。同じ学年の男子生徒はほとんど全員と話したことあると思うと仰っており、自分から積極的に声をかけているようで素晴らしいですね。週末はお友だちとバレーボールをしたり、初めてボルダリングをしに行ったりもしたそうです。

勉強面ではESL2科目からのスタートということで、早くアカデミックな英語科目や一般科目に進みたいという思いが強いご様子でしたが、留学生の場合、公立私立を問わず大半は授業の1つ2つがESLになることが一般的なので、まずはESLでしっかりと英語力をつけることが大切です。Gくんは最初のタームで無事アカデミックな一般科目を受講する力がついていると判断され、2ターム目から一般科目の受講が始まりました。社会や理科など、専門用語が多く、留学生が苦戦しがちな科目が並びますが、まずはグレード10で履修できる科目をしっかりこなしたいということで頑張っていらっしゃいます。

新しくなったホームステイ先は几帳面、綺麗好きなご家庭で、少し厳しい面もあるよう。食事は、家族のメンバーそれぞれの仕事のタイミングなどにより時間がバラバラだそうですが、いつもマザーは一緒に食卓に付くそうで、会話もたくさんでき、英語を使う機会が多いようです。10月半ばのサンクスギビングの休暇には、ターキーなどの定番のサンクスギビング料理を一緒に楽しまれました。

12月~3月:放課後も自主勉強!現地校の社会や理科を受講

11月からELLが終了して一般科目の受講が始まったので、クラスもカナダ現地生徒のほうが多く、よりハイレベルな英語環境になっているようです。聖書に関して勉強するChrirtian Percpectiveや、自分の進路やキャリアを考えるCareer Life Educationといった授業は充実していて、興味深く感じられているご様子。特にCareer Life Educationでは高校卒業後に進学したい学校の費用なども調べるので、進路やその後のキャリアについて具体的に考えるきっかけになっているそうです。社会(Social Studies)ではカナダの歴史を勉強しており、内容に馴染みがないので留学生の多くは苦戦されているとのこと。週2回ほど課題もあり、なかなか大変なようですが、たしかに社会は専門用語がたくさん出て、留学生の苦手な科目として挙がることも多いので、折れずにコツコツ取り組んでいただけたらとお声掛けしました。

生徒さんとはほぼ全員と顔見知りになっているとのことでしたが、この学校のアットホームさはGくんも気に入っている点のようです。冬休み前の最後の登校日には学校の全員で椅子取りゲームをしたそうで、
よい雰囲気だなと感じたそうです。

冬休み後も引き続き同じ科目を受講していますが、カナダの歴史を学んでいる社会は、やはりもともとカナダの歴史についてよく知らないことと、英語が専門的で難しいことから、少し苦戦気味とのこと。社会ではこまめにクイズ(小テスト)があり、タームの終わりの3月には大きなテストが予定されています。中間地点でのご自身の手応えとしては、もう少し頑張りたいなというところだそうで、わからないことがあるときは友人や先生に相談されているそうです。自主性が求められるカナダでは、しっかり先生に相談しながら自分で進めていけることが大切なので、Gくんの姿勢は素晴らしいですね。また、小テスト前はカフェで自主勉強もされています。カフェには友だちと一緒に勉強したり、気分転換も兼ねて一人で行ったりもするそう。Gくんは家でずっと勉強をしていると嫌になってくるようで、たまに外に出ているとのこと。一度カフェで勉強を始めると何時間いるかわからないくらい集中するそうで、外での勉強が向いているようですね。

こうした努力の甲斐もあってか、ターム後半の小テストでは90%の成績をとることができました!ちょうど勉強していたところがテストに出てよかったと仰っていましたが、出題範囲は第二次世界大戦から戦後の世界の人権に関する内容と幅広かったようで、その中でしっかりテストに出る部分を対策し、準備できたGくんの努力の賜物ですね。

4月~6月:野球チームに所属してスタメンで活躍!

日本ではずっと野球をしていたGくんですが、カナダでも地元野球チームのトライアルに合格し、春からチームに所属しています。メンバーはみんな地元公立高校に通うカナダ現地生徒で、留学生はGくん一人ということで、最初はみんなと距離感があったと率直にお話しくださいました。それでもご自身から積極的に声を掛け、共通の話題である野球について話すなどしているうちに、みんなと打ち解け、1ヶ月ほど経った頃には今ではいい友だちですと仰っていました。シーズン中は週5~6で練習や試合があり、かなりお忙しそうですが、いろいろなところに遠征に行き、とても充実しているご様子。試合にはずっとスタメンで出場しているそうで本当に素晴らしいですね!ポジションはセカンドで、チームメイトとの連携が大切になってきますが、この1年でだいぶ英語力が上がったこと、また野球という共通言語があることから、あまり英語でのコミュニケーションには困らずにできているとのこと。野球を継続できる環境が持てたことはもちろん、野球を通じて学校外の交友関係を築けているのもよいですね。

学校ではターム3が始まり、理科、数学、そしてグレード10の英語科目English 10を受講しています。English 10は日本でいう国語科目で、英語ネイティブの生徒と一緒に受けるので、内容も難しく、英文から必要な情報を拾っていくのがなかなか大変なようです。ただ、先生はとてもよい方ということで、その点でやりやすさを感じられているご様子。

また、春には学校で先週演劇クラブによる劇の上演がありますが、Gくんはこちらのバックステージのボランティアとして参加しました。BC州では卒業までに規定時間のボランティア活動を行う必要がありますが、今回の劇のお手伝いで最低必要時間をゆうに超える30時間ほどを稼ぐことができたそう。Gくんは暗転時の舞台の片付けやセッティングを担当し、限られた時間の中でスピーディーに動かないといけないため、なかなか忙しかったようです。毎年演目は変わりますが、今回の演目は『アニー』。弊社も学校からご招待をいただき、数名のスタッフが観劇しましたが、皆さん演技も歌も上手で、素晴らしい劇でした!

留学からちょうど1年の頃には交通機関で使用する電子カードを盗られてしまうトラブルがありましたが、問い合わせ窓口にご自身で電話し、無事盗られたカードの停止手続きと、新しいカードへの残高の引き継ぎができました。英語での電話のやり取りは大人でも緊張するものですが、1年で英語力も伸び、冷静に対応できたそうで、Gくんの成長を感じられるエピソードでした。

6月で高校留学1年目を無事終えられますが、Gくんの通っているクリスチャン系私立高校はキャンパスが小さめで、施設面はこじんまりしていますが、スタッフさんや生徒さんはみんな優しくオープンで過ごしやすかったととてもポジティブに振り返っていらっしゃいました。最初は言葉が通じずに苦労した経験も今はいい思い出で、学校生活のすべてが印象に残っているとお話しくださり、担当アドバイザーとしても嬉しく思います。

↑遠征先に向かうフェリーでの1枚

 

 

担当アドバイザー

まずは高校留学1年目、お疲れ様でした!Gくんは高校出願前の面接練習のときから、とても言葉遣いが丁寧で礼儀正しく、素敵な生徒さんでしたが、カナダに来て英語力、コミュニケーション力もついてきて、さらに成長されたのをアドバイザー目線でも感じます。語学学校のときからレベルアップを目指して熱心に勉強されていた真面目さ、自主性も素晴らしいですね。日本で長く続けていた野球をカナダでもプレーできる機会がもて、さらにカナダ現地生徒に混ざってスタメンで活躍されているということで、とても嬉しく思います。今は夏休み期間中ですが、2年目も学校や野球チームで様々なことに挑戦し頑張るGくんの姿を見守り、サポートさせていただけるのを楽しみにしています。

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AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩

 

 

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