【私立全寮制CAIS加盟校】セントマーガレットのグレード10を修了した女の子とお母様体験談

こんにちは、カナダ・バンクーバー現地にあるカナダ未成年留学専門エージェントで教育・移民コンサルタントをしている代表の西岡彩です。私たちは合計13名のスタッフで運営をしており、カナダの未成年留学(小学生高学年以降から中学留学、高校留学、ボーディングスクール願書サポート)と親子留学・カナダの教育移住の専門アドバイスを提供しています。

今日はカナダボーディングスクール協会(CAIS)加盟校のビクトリアにあるセントマーガレットスクールにグレード10として在籍していた女の子の6月面談報告から一部カナダ高校留学体験談&お母様から頂いた素敵なメールを共有いたします。

G10の女の子(6月面談報告よりカナダ留学体験談)

*こちらは担当留学アドバイザーのMOMOKO目線でまとめた面談報告からの抜粋となります

カナダでグレード10を開始されてからあっという間に6月となりました。6月の中旬でセントマーガレットは学校最終週となり、授業はほとんど終わっていてあとは卒業のセレモニーなどのイベントごとが残っているそうです
期末テストであるファイナルは様々な科目で大きな課題がいくつも出たので、それなりに大変だったものの、理科の実験レポートでは97%という素晴らしい評価をもらいMさんらしい好成績で終えることが出来てご本人も喜ばれていらっしゃいました。また、英語や社会もターム3でさらに成績を伸ばし、先月の面談報告で話題になった2つのニュース記事を比較する社会の課題は、ちょうど評価が返ってきて91%だったととても嬉しそうにお話しされていました。
カナダに来てまだ1年目ですが、高校留学初年度で成績を伸ばす秘訣を伺ったところ、結局コツやショートカットはなく「よい課題というのはどれだけ時間をかけるかだ」と仰っていてこれまで地道に取り組まれてきたMさんの頑張りが垣間見えたように思います。授業の中で出る課題は提出の5日くらい前には仕上げておき、少し間をおいてから最後の見直し、推敲をすると、改善点が見えるのでそのようにしているとのことでした。
セントマーガレットは私立の名門ボーディングスクールとなりかなり学業面に力を入れている印象が元々ありましたがMさんに時間が足りないなどはなかったかを伺うと、遊ぶときは遊ぶけれどテストの時期は友人もみんな勉強で忙しいし、例えば金土日のうち金曜日遊びに出かけたら土日は勉強にあてるようにして、バランスをとった生活をしているとのことだったので、時間の使い方もさすがだなと感心いたします。
また先月の留学面談の際にお話があった一番の親友の誕生日ですが、他のご友人数人とビクトリア市内の火鍋のお店で誕生日のお祝いをし、プレゼントを渡したそうです。髪がサラサラになるブラシをとても喜んでくれて、使ってくれているので嬉しいとのことでした。留学1年目ですが学校でも良い友人に囲まれMさんらしく交友を深められており、勉強などで忙しい中でも楽しいひと時になったようで何よりです。成績が90%以上だったということで、表彰され、特別なネクタイを受け取られたということも本当に素晴らしい快挙ですね!
カナダ高校留学生活の1年目が終了となる月ですので1年を振り返って、特に印象に残っていることを伺うと、カナダに来てから国際色豊かでインターナショナルな交友関係ができたことはとてもよい経験と仰っていました。たまに「留学先で日本人だけで固まってしまって英語をまったく話さない」という話を耳にしますが、Mさんの場合、セントマーガレットスクールの正規の日本人留学生はMさんを除いて一人、他はビクトリアのバレエ団にバレエ留学に来ていて、SMSには午前中のみ通っている日本人が数人のみということで、日本語を話す機会は親御さんやわたし、日本の友人を除くとほぼなく、カナダ、香港、メキシコ、ナイジェリアなど国籍豊かな環境で英語に浸る生活だったそうです。
1週間丸々日本語を話さないようなときもあり、そうした日々の積み重ねが成長につながったと思うとのことでした。ファイナルのテスト前は、Mさんも少なからずプレッシャーを感じられていたようで、テストの成績がとても低いという悪夢を見て目覚めたそうですが、その夢の中でも英語を話していたそうで、自分でもそれは感心したと笑い話にされていました。夢では、先生に成績について納得できないと英語で交渉していたようで、夢の中でも行動力のあるMさんらしさが窺えますね。
日本人が少なければ自ずと英語を話す機会は増えますが、一方でたまに日本の留学生と日本語で話すと、通じ合える度合いが英語とはやはりまるで異なるので、日々の出来事などを母語で共有しあえる友人もいれば、それはそれで嬉しいなと仰っていました。「日本人=仲良くしたら英語が伸びない、一緒にいないほうがよい」というような一元的な見方ではなく、バランスを大切に考えられているのもさすがです。
学業面で印象に残っているのは、やはりグレード11から転校される同じビクトリア内にある名門ボーディングスクールに合格したことだそうです。ご自身のリサーチ力、行動力で合格を勝ち取られ、西岡もわたしも本当に嬉しく思っています。来年度から新しい学校で頑張っていかれるMさんのことは、今後も引き続きカナダでしっかり見守り学校視察に行く際はぜひ直接お目にかかって色々とお話が聞けると嬉しく思います。
また、カナダまたはカナダ留学に関して、自分に合っていた点と合わなかった点を伺ってみました。合わなかった点については、これが原因なのかはよくわからないけどとのことでしたが。冬の気候が合わなかったのか、冬は体調をよく崩したと仰っていました。たしかに12月頃は頻繫にナースルームに行かれていたので、気候や環境の違いもあり、風邪などはひきやすかったかなと思います。そちらは留学の難しい点ではあるかもしれません。
逆にカナダの生活でご自身に合っていたところは、授業が70分あるところだそうです。日本では通常50分授業なので、はじめは70分もあって長くて退屈とも感じていたそうですが、慣れてくると集中力が身についたのも実感できるし、70分あるからころディスカッションやプレゼンテーションの時間をしっかり確保したり、クッキングの授業でもしっかり調理にあてる時間をもてて、慌ただしくならなかったりするのでよいとのことでした。
また、フォトグラフィーの授業では写真の撮り方、フォトショップを使った編集の仕方なども学ぶことができ、70分授業だからこそ幅広く、かつ専門的な授業内容が可能なのだろうと感じたそうです。大学では日本でも90分授業が一般的なので、それに慣れる意味でもよく、そういう意味ではやはりカナダの高校の授業スタイルはより大学に近い、プレ大学的な趣があり、自主的に学ばれる舞桜さんによく合っているのだと思います。

当初は1年のカナダ留学予定が卒業希望に変わり、しかも2年目は更に高みを目指した名門ボーディングスクールに転校ということで、ご本人にとっても1年前には思いもしない展開となっているようですが、仮に1年で帰国しなくてはならなかったとしても、たくさんの学びや成長があり、この1年だけでも大成功の留学と言える体験ができたと仰っていて、アドバイザーとしてわたしもとても嬉しく思います。
今後転校され進級された際には学業面では大変な面ももしかしたら出てくるかもしれませんが、Mさんであれば、しっかりと戦略を立てて乗り越えていかれるかと思います。改めてカナダ留学の渡航前、そして高校留学開始後の1年間、Mさん、そしてご家族の皆様のサポートを担当させていただき、ありがとうございました。

お母様よりの感謝のメッセージ(掲載許可頂いております!)

今回がカナダ高校留学1年目最後のレポートということで、時の流れの早さを改めて感じており、1年があっという間だったなと感慨深く思っております。昨年7月末、Appleby(アップルビーカレッジ)のサマープログラムに参加するために空港で娘を見送ったときの切ない気持ち、あるいはいざ送り出すまでの「この選択で本当にいいのだろうか」と何度も自問した日々を思い返すと、今こうして桃子さんからいただいたこのレポートを読み、この決断は間違っていなかった、むしろ素晴らしい結果をもたらしてくれたと確信しています。

桃子さんはいつも娘のことを高く評価してくださっていましたが、日本にいるときの彼女は、何に対しても戦略的・自主的に取り組み、しっかりと結果を残すというタイプではありませんでした。学業面でも、やる気はあっても結果が伴わなかったことも多く、計画を立てすぎて計画倒れになってしまうこともよくありました。また、スポーツや芸術など新しいことに対しては、参加をためらう傾向が強かったように思います。

しかしながら、この1年で「新しいことにチャレンジする姿勢」が芽生えてきたように感じます。日本の女子校的な人間関係の中ではなかなか育めなかった部分が、カナダの多様な環境の中で自然と培われてきたのだと実感しています。語学力の向上はもちろんのこと、それ以上に人としての内面が大きく成長したことを本当にうれしく思っています。

このように感じることができたのは、娘と断片的に連絡を取り合っていたからでもありますが、何よりも月に一度いただいた桃子さんからの詳細なレポートのおかげです。日々の小さなエピソードを通して、彼女の成長の軌跡を体系的に把握することができました。ありがとうございました。

ちなみに母の日には、娘からエアメールで手紙をもらいました。内容は、「ママのすごさを実感しています。靴下は片方なくすし、シャツのシミもきれいに取れないし、シワも完璧に伸ばせません。カナダで試行錯誤してみるものの、ママの壁は高いです」といったもので、カナダでの生活を通じて私に感謝してくれていること、そしてそれを素直に伝えてくれたことがとても嬉しかったです。もっとも、後日談として「学校で強制的に書かされた手紙だった」と教えてくれましたが(笑)。

SMS(セントマーガレット校)の日本人の先生にも高く評価いただき、「転校先でも頑張ってね」と送り出していただけたようです。来週月曜日に帰国しますが、この1年間本当によく頑張ったと、思いきり褒めてあげたいと思っています。

思い返せば、日本の高校で予定していた交換留学が突然中止になったところから、あやさんとの奇跡的な出会いがあり、ご縁があって桃子さんや御社の皆さまとともに準備を進めてきたこの1年半。娘がカナダ留学途中に急遽「卒業留学にしたい」と言ったときも、「転校したい」と申し出てきたときも、悩みながら話し合い、最終的には彼女の意思を尊重して応援してきました。この1年間は本当にあっという間でしたが、御社の手厚いサポートがあったからこそ乗り越えることができました。心より感謝しております。こちらこそ引き続き娘の成長を見守っていただけましたら嬉しいです。

LIVEYOURLIFE代表からのメッセージ

Mさん、そしてご家族の皆さま、まずはカナダでの高校留学1年目、本当にお疲れさまでした!この1年を振り返ると、本当にあっという間で、でもその中にはMさんが積み重ねてきた努力や挑戦、そして成長の瞬間がたくさん詰まっていました。私自身、担当アドバイザーがまとめるこのレポートが出来上がる度にMさんの頑張りに何度も元気をもらい、勇気をいただいてきました。

初めて空港でMさんを見送ったときのお母様の不安なお気持ちも教えて頂きありがとうございます。親御様の中で沢山の不安や葛藤があっての今かと思いますが、きっと今までお子さんを留学に出されたご家族は「そうそうそうです、本当に不安でしたね」とお母様の思いにお気持ちを馳せてくださっていると思いますし、これから留学を控えるお子様を持つお母様は「先輩留学生のお母様もそうだったんだ」と少し安心されているかもしれません。

今高校留学開始から1年がたち、Mさんがこうして素晴らしい成績をおさめ、自分で道を切り拓き、さらに来年度からは名門ボーディングスクールへ進学されることになったのは、本当に素晴らしい成果であり、私も心から誇らしく思っています。理科の実験レポートで97%、社会の課題で91%と、数字だけでも素晴らしいですが、それ以上に「どれだけ時間をかけられるかが大事」というMさんの言葉に、強い意志と成長を感じました。

カナダでの高校留学生活は、日本語を話す機会がほとんどない環境で前向きに国籍豊かな友人たちの中で英語を駆使し、自分らしく友人関係を築き、楽しい思い出もたくさん作られたことを留学中の面談やビクトリアで行った交流会でお話を伺った際にも教えて頂いており留学サポートをしている私たちも本当に頼もしくそして嬉しく感じておりました。火鍋でのお誕生日祝いのエピソードも、とってもMさんらしくて微笑ましく友人想いの優しい一面が伝わってきました。

カナダでの高校留学生活は、勉強だけでなく日常生活のすべてが学びであり挑戦でしたね。冬の寒さや体調を崩すこともあったとサポート中にもお伺いしておりましたが、それすらも含めてMさんが前向きに受け止めてくれたことが何よりの成長のあかしなのかもしれません。夢の中で英語で先生と交渉していたお話も、Mさんらしい行動力とたくましさを感じて、私たちまで笑顔になりました。

来年度からは新しいボーディングスクールでさらに高いレベルでの挑戦が待っていると思いますが、Mさんならきっと大丈夫!これまでの努力や経験が必ず力になってくれると信じています。そして、どんなときもご家族がそばで支えてくださっていることも、Mさんにとって何よりの力になりますね。

これからもカナダで頑張っていかれるMさんの成長を高田やスタッフみんなでぜひ見守らせてください。Mさんの頑張りや笑顔は、私だけでなくこれから留学を目指すたくさんの後輩たちにとっても大きな励みになるはずです。私もMさんのこれからの物語を一緒に紡いでいけることを楽しみにしています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

関連記事

こんにちは、カナダ・バンクーバー現地にある留学エージェントで教育・移民コンサルタントをしている西岡彩です。私たちはカナダの未成年留学(小学生高学年以降からの小学生留学、中学留学、高校留学、ボーディングスクールなど)と親子留学・カナダの教育移[…]

AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩

最新情報をチェックしよう!
>カナダ×留学×グローバルマインド

カナダ×留学×グローバルマインド

単身のカナダ小中高校留学、親子留学、家族移民、教育移住、、、それぞれの分野で乗り越える壁はいくつかありますが「自由に生きたい!チャレンジしたい!」という気持ちがあれば必ず納得する方向に進むことが出来ます。私と出会ってくださったみなさんが、live your life(自分らしく生きる)をモットーとした毎日ウキウキする人生を歩めるよう常に上から引っ張り、下から支えるような存在であり続けたいと思います。このウェブサイトを見てくださった皆さま、ご連絡いただけるのを心よりお待ちしております。

CTR IMG