メープル学区:Garibaldi Secondary School(カリバルディ高校)
学年:Grade 11
期間:2022年2月から2023年1月
年齢:16歳から17歳
ホームステイ:学区が手配
選択クラス:Math、English、Social Studies、Culinary Arts
カナダの高校留学中に印象に残っている授業はありますか?
僕は日本ではほとんど料理をしたことが無かったのですが、Garibaldi Secondary(ガリバルディーセカンダリー)では料理のクラス(Culinary Arts)にとても力を入れていて、カナダ現地のCookingの専門学校(料理専門学校)と提携してイベントを行うこともありました。カナダの高校の授業は日本の家庭科の授業よりも料理を作る時間が多く、作る料理も本格的ですごくびっくりしました。
カナダにきてでこの授業を取って、僕にとっては初めてのことばかりで何も分からないところが始めたのですが、このクラスの先生がとても優しくて、英語がまだままならない僕にもわかりやすく丁寧に説明してくれました。元々、人に話しかけるのは苦手な性格なので、英語で質問をすることはとても勇気がいったのですが、先生が話しやすかったので、分からないことがあったら気負いせずに聞くことができて料理の楽しさを学んで大好きになりました!日本で母親が料理をしてくれていた大変さも分かったので、カナダでの授業をきっかけに、日本に帰ったら自分も家族に料理を作ってあげたいと思えるようになりました。
僕の学校はのGaribaldi Secondary(ガリバルディーセカンダリー)でしたが、Culinaryの授業に限らず、どの授業でも英語がよくわからなくても、課題の内容や授業内の活動について先生に質問したら、どの先生も真摯に対応してくれたのが印象的でした。生徒一人一人と丁寧に向き合ってくれて、自分のレベルに合わせて説明してくれるので、とても心強かったです。
(学校のCooking Competition の時の様子。シェフのユニフォームも着て、とても楽しそうですね!)
ホームステイ先での体験を教えてください。
僕は中学の時にも数週間だけ他の国で留学をしたことがありましたが、その時の経験があまり良くなかったので、カナダ留学ではホームステイでももっと頑張ろうと思っていました。カナダでの僕のホストファミリーはとても優しくて、僕が日本食が恋しいかなと心配して、週に一度はお寿司を頼んでくれたりしました。
また、メープルリッジの周辺や、それ以外にも遠出をしたりして、週末は良くファミリーと一緒に出かける事が出来ました。英語はまだ上手ではなくても、ホストファミリーの息子さんとも話したり、どこかに誘ってもらった時はいつもホストファミリーとの時間を優先して、一緒に過ごす時間を大切にしました。いつも良くしてもらっていたので、そのお礼に、授業で習った料理のスキルを活かして日本食の作り方を調べて、たまに自分が日本食を作ってあげたらとても喜んでもらいました。
自分が作った料理で喜んでもらえたのは、僕もとても嬉しかったです。
カナダ留学中に、感じたこと、学んだことは何ですか?
僕は、日本にいた時もアナウンスをしたり、声を使うことに興味があったのですが、カナダに来て英語を学んでいるうちに声を使ってする仕事にも興味が出て来て、高校留学を通してボイスアクターになりたいという夢が見つかりました。バンクーバーでは日本のアニメやスーツアクションの映画に興味を持っている人も多く、その話でカナダの生徒や他の国の留学生からも声を掛けてもらったり、話しをすることができて、楽しかったです。カナダに来て英語を学ぶのと同時に、世界中でこんなに日本のアニメやスーツアクションにも興味がある人がいるのだなとわかり、自分がやりたいことも見つけることができました。
カナダに来てからは、カナダ人の英語の早さについて行けず、最初は自分の英語力の無さを目の当たりにしました。カナダに来る前に日本で時間はいくらでもあったのだから、もっと勉強して来たら良かったと後悔しました。カナダの学校では、先生たちも友達もみんな優しくて、僕のレベルに合わせてくれたり、分からないときは教えてくれましたが、僕がもっと勉強してきていたら、もっと色々話せたのにと思いました。カナダ留学の間に英語力は延びるとは思いますが、これから高校留学をする皆さんには、時間があるなら絶対に勉強して来た方がいいよ!とアドバイスしたいです。
AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩