ラングレー学区:Langley Secondary School
学年:Grade10
期間:2022年2月から2023年1月
年齢:16歳から17歳
ホームステイ:学区手配
選択クラス:Math、English、Drama、Creative Writing
ラングレー学区での学校の印象は?
ラングレーの現地校の生徒がみんながすごく優しくて、英語がまだできなくて、シャイな性格の自分を受け入れてくれました。授業も楽しくて毎日が充実していました。僕と同じように英語を第二言語とするアジア人の友達が何人かでき、学校では一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
授業は、英語以外ではドラマとクリエイティブライティング11を選択しました。毎日みんなでゲームをやったり、ミニドラマの作成などをしていて、コミュニケーションを撮る機会が多くて英語が難しいことはあるけれど、毎回楽しく受講できました。周りの生徒は、僕の英語がつたなくても、僕が頑張って伝えようとすると、拍手してくれたり、頷いてくれたり、一生懸命に理解してくれようとしたり、本当に優しい人ばかりだなと感じました。
学校生活で苦労したことは何ですか?
日本の高校生活では、あまり人前で話すという練習をしておらず、自分の性格からも苦手なことなので、カナダに来て人前で発表する機会が多くて、最初は緊張するし、恥ずかしいし、上手くできずに苦労しました。
一番思い出に残っているのが、ドラマのクラスで、みんなの前で一人で歌を歌う役があり、話すだけではなくて歌を歌わないといけなかった時です。30秒くらいの歌なので短いけれど、人前で一人で歌うの初めてだし、ましてや英語なので覚えるのがとても難しく、最初は本当に自信がありませんでした。でも、やらないといけないので、家でも何度も何度も練習をしました。それでも、本番ではかなり緊張してしまい、練習した分ですら全く発揮できずに自分では大失敗をしたと落ち込んでいたのですが、終わった後にクラスメートや先生が、「すごくよかったよ!」と声をかけてくれて、思いがけなくみんなに褒めてもらえました。このことがとっても嬉しくて、この出来事から「失敗してもいいから、恥ずかしがらずに挑戦することが大事なんだな!」と、思えるようになり、今までの自分とは大きく変わるきっかけがこの瞬間だったなと思います。このドラマクラスでは日本の授業では体験できないことをたくさんできて、自分の殻を破ることができたので、とても楽しかったですし、自分の成長にも繋がったと思います。
カナダでのホストファミリーと過ごす生活はどうでしたか?
僕のホームステイでは、ホストファミリーと毎日をカードゲームをすることが日課でしたが、自分からゲームをしたいと言ったり、声をかけるようにしていました。英語で会話を続けるのは最初は難しかったですが、カードゲームをすることで、コミュニケーションがたくさんとれていて、僕にとってはとてもありがたい時間でした。
また、ある日ホストファザーが出張でバンクーバーアイランドに行くことになり、学校もある平日だったのですが、ホストファザーが一緒に来ないかと提案をしてくれたので、こんな機会は滅多にないと思い、ファザーと二人で旅行に行くことになりました。
長時間、車を運転してフェリーにも乗ったので、たくさんファザーと話しができる時間になりました。カナダの大自然を見ながら、男同士の深い話をしたり、この旅行に来なかったら味わえなかった思い出がたくさんできて、一生の思い出になったと思います。
ホームステイ生活を通して、色々なカナダのイベントも体験したのですが、カナダデーに見たパレードは日本のパレードとは全然違い、様々な職業の人が仕事のユニフォームで参加し、それを見ている人たちはその職業の人に感謝の気持ちを伝えたり、リスペクトしている様子を見れて、カナダの文化に感動しました。他にも、母の日にはホストファザーが家族みんなでマザーに感謝の気持ちを伝える手紙を書いて渡したり、常に周りの人たちに感謝する気持ちを行動に出すということを自然と行っているのがとても印象的でした!
こういったホストファミリーの日常を見ていて、自分も日頃から人に感謝の気持ちを伝えられるようになりたい!と、カナダでの日々の生活や様々なイベントを通して、思えるようになりました。
カナダに来て挑戦したことはありますか?
僕はカナダに来て、周りの優しい人たちに恵まれて、多くの人と接することはできましたが、夏休みに入り学校がお休みになってから、留学の前半で特定の親しくなった友達がまだできていないことに気づきました。留学生活も、もう半分は過ぎようとしていたので、このままではいけないと思い、色々な新しい事に挑戦しなくてはと思い、この夏の間にできることを色々考えました。
まずは、ホストマザーとブラザーと一緒にホームレスの人に食事などを提供するボランティアに行きましたが、僕はまだ初めてという事もありひたすら野菜を切る役割でした。最初はそれしかできなかったけど、何度か行き続けていると顔を覚えてもらえるようになりました。積極的に会話をするようにして、もっと人と接するポジションもできることを目標として、頑張りました。
目標を達成するために他にもボランティア探しをずっと続けていましたが、インターネットでの情報集めに力を入れすぎて、外出しない日も出てきてしまうほどでした。そうやって色々情報を探しているうちに、今すでにあるイベントに参加するのではなく、自分が何か主催となって企画することができないかなと思うようになりました。
そこで、インターネットのLocalのコミュニティーで自分が日本から英語を勉強しに来ている留学生であることの自己紹介をし、何か日本文化に興味がある人がいるか呼びかけたところ、日本に興味があるというカナダ人の人たちから何人か連絡が来たので、みんなにどういった事に興味があるかアンケートをとりました。すると、日本人の立場では思いつかないとてもユニークな質問が色々出できたりして、とても興味深かったので、みんなからもらった質問をテーマとして、日本を紹介するプレゼンテーションを作り、オンライン上で僕が作った日本文化を紹介するイベントを開催、カナダのLocalの人たちと交流を持つことができました。
この企画を全部英語でプレゼンテーションを作り、それを英語で説明するのは、自分にとっても大きな挑戦でかなりの時間を費やすことになりましたが、おかげで2回開催することができ、参加者にも喜んでもらえたので、「自分にもできるんだ!」と大きな自信に繋げることができ、やってみて本当に良かったなと思いました!
他にも、僕は昔から野球をしていたので、僕が行っていたラングレー学区の野球チームにも夏休みから入部して、チームのユニフォームももらい、そこでも新しい友達を作ることができました。野球のシーズンの終わりには、ユニフォームやバットにチームメイトがサインをしてくれたりして、一緒の宝物となっています!
AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩