こんにちは、カナダで教育・移民コンサルタントをしている西岡彩です。カナダ・バンクーバーの現地オフィスから皆さんのカナダ全土の中学、高校留学サポートを行っています。
このウェブサイトでは様々なエリアでカナダ留学を体験中の生徒さんの現地での様子をたくさんご案内していますが、今日は2022年9月からカナダのアルバータ州にあるゴールデンヒルズ学区で留学をしているHonoちゃんの毎月の面談報告から、皆様にもご紹介させて頂きたいと思います。最近は高校生での留学はとても増えてきていますが、Honoちゃんはまだ中学2年生です!中学生でも一人で留学できるの?、不安じゃないの?、どんな生活をしているの?と色々と疑問もあると思います。このゴールデンヒルズ学区は公立の学区ですが、公立でも珍しく学生寮がついている学区です。寮生活だと、自分と同じくらいの年齢の生徒さんも他にもたくさん生活していますし、中学生でも一人じゃないので、生活がしやすい環境にあると思います。では、早速Honoちゃんがゴールデンヒルズ学区でどのような留学生活を送っているのか、ぜひHonoちゃんの体験を参考にしてみてくださいね。
(下記はHonoちゃんを担当したアドバイザー目線で内容をまとめています)
お名前:Honoさん
学区:ゴールデンヒルズ学区(ドラムヘラー・バレー・セカンダリースクール)
学年:Grade 7
期間:卒業目的での中・高留学予定(2022年9月から)
滞在方法:ゴールデンヒルズ学区 学生寮
カナダ中学留学1か月目(10月)
Honoさんは、ゴールデンヒルズ学区での学校生活が始まる前に、親御様と一緒にカナダに渡航し、夏の間はバンクーバーでESLのサマープログラムに参加して、現地校での生活が始まる前に英語をブラッシュアップしていました。その期間は、お母様も一緒にESLのプログラムに参加していらしゃったので、9月になり完全に一人での留学生活が開始しましたが、早速学校と寮生活も楽しく過ごすことができ、あまりホームシックになることもなく、元気に現地校生活がスタートしました。
学校の授業の中でも、特に体育の授業が周りの生徒さん達ともたくさん交流できるのでとても楽しいと、お気に入りの様子です。
数学は文章問題が出ると、計算よりも、問題の意味を英語で読解するのが難しいそうですが、翻訳機を使いながら頑張っています。
現地校生活では、一気に全てが英語での生活になりますので、最初は授業で何を話しているのか聞き取るだけでも精一杯だと思いますが、どの授業も何とかついて行けているようです。
10月になると、カナダはもうハロウィンムード満載になりますが、寮でパンプキンカービングのハロウィンイベントがあるそうです。学校の寮には24時間体制で寮母さんやスタッフが勤務していますが、こういったイベントも頻繁に企画してくれますので、これも寮に住む醍醐味です。また、寮には留学生以外にも、現地の生徒で家が遠い生徒が滞在していることもあります。親御さんから離れて、外国の地で過ごすことはとても勇気がいることだと思いますが、同じような環境で頑張っている生徒さんが周りにたくさんいると、いい刺激になりますし、みんなお互い支え合って寮生活を送っているので、淋しい気持ちも紛れるようですね。Honoさんはパンプキンを彫るのは初めての経験ということで、とても楽しみにしていました!
カナダへの渡航時は一緒に来ていたご家族も帰国され、実際一人になって寂しい気持ちもあったと思いますが、ご友人や学校、寮のスタッフに支えられて、楽しみながら現地校生活を開始することができました。
カナダ中学留学3か月目(11月)
Honoさんのいるドラムヘラーでは先週ー20度となったようで、雪も沢山積もり、Honoさんも初めての体験だったので、「日本とは環境が全然違う!」と、カナダの大自然の迫力に少し驚いていたようです。ですが、早速外でお友達と雪遊びをして、この初めての大雪に負けることなく、大雪でも楽しんでいるご様子でした。
−20度いう日本ではなかなか体験しない気温ですが、学校と寮は室内の廊下で繋がっているので、普段は防寒着不要で学校に通えるようで、とても便利な作りになっています。日本でも、寒い地域の方が暖房設備が整っているとよく聞きますが、カナダも同じで、寒いエリアでは常に暖房がきいているので、真冬でも室内では半袖で過ごせるくらいの環境です。
学校でもお友達が沢山できたそうで、現地のカナダ人の生徒もとても優しく、Honoさんに話しかけてくれるそうです。留学中にカナダ人の生徒とすぐに友達になったり、たくさん会話をするのは、実は結構な努力が必要なのですが、現地校生から気軽に話しかけてくれる環境は、この全校生徒450名程度とてもアットホームな学校ならではの良さだと思います。
もちろんHonoさんの人柄や努力があってこそですが、この環境のおかげで現地のお友達もすぐに沢山できて、また留学生では香港、韓国、タイなどからのお友達もでき、小さな学校であってもとてもインターナショナルな環境で過ごしているようです。
授業では、数学は日本のレベルに比べて簡単なので、数学で出てくる英単語さえ覚えてしまえば、内容自体は簡単に感じるそうです。他の科目は難しいものもあるけれど、周りのお友達が翻訳機を使いながら教えてくれたり、先生も優しいので、ストレスにすることなく楽しくやっていけていると、授業に取り組む姿勢もとても前向きな様子です。Honoさん自身、とてもフレンドリーで明るい性格なので、自然とお友達が寄ってきて、困っていると助けてくれるのだろうと思います。
カナダでの留学が始まり3ヶ月目になりましたが、ゴールデンヒルズでの生活にも慣れてきたようで、先月よりはとてもリラックスした様子で生活できているように感じました。この2か月だけでも、以前より受け答えがはっきりとしてきて、周りのお友達や先生に助けてもらいながら、何事にもしっかりと自分で取り組んでいる姿に成長を感じます。
カナダ中学留学4か月目(12月・後半はクリスマス休暇)
カナダでの生活も4ヶ月目に入ると、「学校生活は完全に慣れたました!」と言えるほど、楽しく学校に通えているそうで、とても元気そうに過ごしています。
現地のお友達もみんなとても優しく、たくさん話しかけてくれるそうで、留学生・現地の生徒問わず普段から交流していて、最近では現地のお友達にも遊びに行こうと誘われたそうです。
最近ではマイナス20℃を更に下回る気温で川も固まり、凍った川で天然のスケートリンクができ、スケートができるほどだそうです。寒いので普段はあまり外には出られないようですが、遊ぶときは雪投げをしたりソリをするなど冬のカナダならではのアクティビティーを満喫しているご様子です。
学校には各クラスに先生の他にもう一人、サポートをするアシスタントの先生がいるようで、英語や授業で分からないことは、その方が教えてくれたり、先生にも質問をしに行ったりと、引き続き積極的に動いて、頑張っています。
好きな科目は体育と数学だそうです。数学は日本で習った範囲で難しくない分、得意に感じて楽しくなってきたようですね。
Honoさんのいるグレード7は留学生は4人だけとのことで、必然的に現地の生徒が多く、日本語を使う機会もほとんどないので、英語環境となります。グレード10以降は全ての教科が選択性で、それぞれの授業のクラスメートも授業ごとに変わるのですが、グレード9より下の学年になると日本の学校と同じように固定のクラスメートがおり、そのクラスメートと一緒に受講するクラスが多くなります。そのため、現地のカナダ人生徒と一緒に過ごす時間も上の学年よりは自然と多くなるので、中学で留学することの利点でもあります。
現地校生の中に入って毎日授業を受けるということは、受け身でいると大変な環境だと思いますが、Honoさんは自分から皆んなと打ち解けて、頑張ってくれているので、英語力もぐんぐん伸びているようです。
12月はクリスマス前から冬休みに入ります。Honoさんはこの期間も寮に滞在していますが、寮のイベントで12/27~29にエドモントンへの旅行なども企画してくれているようです。Honoさんも参加する予定で、初めてのエドモントンなのでとても楽しみにしていました。
クリスマスには、寮でイベントもありますが、寮ではこういった特別な機会のイベントだけでなくて、2週間に一度はダウンタウンの方へバスを出し、寮に住んでいる生徒さん達をショッピングに連れて行ってくれますので、郊外に住んでいても特に不便に思うことはないようです。
カナダ中学留学6か月目(2月・2学期目開始月)
2月からセメスター制の学校(1年を前期・後期の2期に分ける)では新学期となりますが、寮の部屋が変わったそうです。もともと仲の良い韓国のお友達と相部屋になり、「毎日めっちゃ楽しいです!」と、更に寮生活も充実しているご様子です。夜遅くまで話し混んだり、相談をし合ったりと、寮生活ならではの青春な時間を送っているようですね!こういった普段のおしゃべりでも英語力の伸びはぐんと変わってくるので、Honoちゃんの英語力もきっと更に大きく伸びていることと思います。
学校でも新学期が始まり、受講科目が変わります。新しく受講しているアート&クラフトの授業ではダイアモンドビーズというものを使って絵を作成したり、キャラクターを作成したり、日本ではないユニークな授業で、とても楽しく受講しているそうです。
また、フードクラスでは、スクランブルエッグや玉子焼きなど卵を使った料理を作っているそうで、料理の腕も磨いているようですね。
授業中は、クラスも新しくなったので、たまに勉強面ではまだ授業で何をしているか分からないこともあるそうですが、先生に聞いたら優しく教えてくれるし、学校のサポート体制が整っているので、質問することに躊躇することもなく、Honoさんもなんとか難しい授業でも取り組めているということです。
Honoさんはお友達もたくさんいますが、最初に話しかけてくれた現地の生徒2人と特に仲が良いようで、お母さまが日本から送ってくださったスヌーピーのファイルをお誕生日にプレゼントする予定だそうです。日本からの物は、なんでも可愛くてクオリティーが高いので、カナダの生徒も他の国からの留学生もプレゼントされると大喜びしてくれます。留学中は、お菓子など高価なものじゃなくて良いので、日本からのものを用意して交流に役立てるのは、仲良くなれるきっかけにもなるので、良いアイディアですね。
カナダ中学留学7か月目(3月、後半の2週間は春休み)
面談の際に第一声から「今月もめっちゃ元気です、楽しく過ごしています!」とのことで、ゴールデンヒルズでの留学生活もすっかり板についたようです。
ドラムヘラーではまだ雪が降っており、冬の気候が続いているようです。日本にいたときはカナダの雪が楽しみだったそうですが、毎日雪の中にいるともういいかなと、十分に感じてきたと笑いながら話してくれていましたが、雪もあと少しで終わると思います。
2月から始まった新学期の授業にも慣れ、アート&クラフトの授業では現在ミサンガを作っているそうで、引き続きとても楽しんでいるようです。フードのクラスでは、オムライスやジャガイモと玉ねぎと卵を炒めたものなども作ったそうですが、カナダのフードの授業は料理に特化するので、日本の家庭科の授業よりは確実に調理時間が多くなります。体験するというよりは、初心者でも料理の腕も確実に上げられるくらいの数をこなしていきますし、現地の生徒とも交流が持ちやすい授業なので、留学生にはお勧めの科目です。
一方でサイエンス(理科)とソーシャル(社会)の授業が難しいそうです。サイエンスでは内容は日本でも学んだことがある原理の単元ですが、それが全部英語となると、英語を理解するのが難しくなっているようです。同じくソーシャルも、今カナダの歴史を学んでいるので、難しい歴史の内容を英語で学ぶことに苦戦しているようですが、教科によって英語の壁にぶつかることは誰もが経験する道なので、時間をかけて単語を調べ、諦めずに丁寧に取り組んで頑張ってほしいなと思います。
カナダでの生活はとても楽しいけれど、日本食が恋しくなってきたようで、たまに寮で自炊もしているそうです。電子レンジでご飯を炊いているとのことで、色々工夫して日本食を食べようとする、とても頼もしいHonoさんの様子を伺うことができました。こういった経験も留学中の素敵な思い出ですね。
留学中の生徒さんからよく聞くのが、日本で親御様がご飯を毎日作ってくれていたのが、とてもありがたいことだと分かりましたという感謝の言葉をよく聞きます。お家で毎日当たり前に出てきていた、ご家族が作ってくれる食事に感謝できるというのも、親元から離れて海外で生活しているからこそ気づける、貴重な体験だなと思います。
Honoさんも、中学2年生という若さでカナダの現地校留学を頑張っていますが、この約半年間だけでも寮生活、学校生活を通して、大変成長されています。ゴールデンヒルズのドラムヘラーは郊外ではありますが、小さな街だからこその人の温かさや、親切心に支えられて、毎日楽しく過ごされているのだな感じます。
中学2年生という若さで現地校留学を決心することは、親御様としても、Honoちゃん自身も最初はとても勇気がいった決断だろうなと思いますが、Honoちゃんは見事に留学先で自分の居場所を上手に作り、自らの努力で居心地の良い場所を築いて行っているのだなと感心します。
寮生活は日本の生活と比べると不便なこともあるかもしれませんが、特に不満を言うこともなく、今ある環境を最大限に活かして、楽しいことをたくさん見つけているHonoちゃん。寮ではお友達も作りやすいですし、困った時は助けてくれる寮母さんやスタッフ、また先輩留学生達もたくさん一緒に生活をしていますので、初めての留学でも寮だからこそ心強い部分もあるかなと思います。
Honoちゃんも、まだまだこれから成長していくことと思いますが、早い時期から留学をしているとその分吸収力も早いですし、英語も見違えるように上達すると思うので、今後のHonoちゃんのさらなる成長が本当に楽しみです。これからも、周りの温かい人たちを頼りながら、自分ができることは周りを助けてあげて、ドラムヘラーの優しい人たちに囲まれて素敵な思い出をたくさん作って行ってほしいなと思います!またバンクーバーで成長したHonoちゃんに会えるのを楽しみにしています♪
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