カナダ高校1年体験留学:1学期の月別レポート&成長記録!ロッキー山脈の大自然に囲まれて!

こんにちは、カナダで教育・移民コンサルタントをしている西岡彩です。カナダ・バンクーバーの現地オフィスから皆さんのカナダ全土の中学、高校留学サポートを行っています。

このウェブサイトではカナダ留学を終えた先輩留学生の体験談などをたくさん掲載しているのですが、今日は2022年9月からカナダに来てロッキーマウンテン学区で高校留学を1年しているR君の毎月の面談報告から、R君が現地でどのように努力をして、活躍しているのか留学の成長がわかるように皆様にもご紹介させて頂きたいと思います。カナダに来た留学当初から2023年3月まで、どんなことがあってどんな思いで留学生活をしてきたのか。他の学区とは一味違う、ロッキーマウンテン学区ならではのカナダの大自然に囲まれた日常の生活、学校での様子など、現地に住んでみないと分からない様子が沢山垣間見れる内容になっていますよ!

(下記はR君を担当したアドバイザー目線で内容をまとめています)

お名前:R.M.くん
学区:ロッキーマウンテン(マウント・ベイカー高校)
学年:Grade 11
期間:1年間の体験高校留学予定(2022年9月から2023年6月)
滞在方法:ホームステイ

カナダ高校留学2か月目(10月)

カナダは9月から新学期が開始しますが、留学生活の最初の1ヶ月は何もかもが新しいことばかりで、あっという間に時間が過ぎていきます。まずは現地の環境に慣れるので必死だと思いますが、R君は早速9月からカナダ感万歳の体験をしていました。また、10月はThanks Giving Day(収穫祭)やハロウィーンなど、カナダらしいイベントも盛りだくさんの月です。
R君の学校はロッキーマウンテン学区にある、Mount Baker(マウント・ベイカー)です。
学校での授業はFood、Woodwork(技術)、Art、Mathを受講しています。
数学は日本のように数学の計算だけを学ぶのではなく、数学でもいくつか種類の違う授業があるのですが、R君が受講していたのはクレジットカードの金利の計算の仕方など生きていく上で実用的な計算の仕方を学ぶ内容の授業です。少し難しいようですが、実践でも役立つ知識とスキルなので、将来の役に立つかもと、とても楽しみながら受講していました。
Mount Baker(マウント・ベイカー)では他に留学生、日本人はほとんどいない環境ですが、周りのカナディアンはみんな親切で、わからないところは聞いたら何でも教えてくれるそうです。
Foodの授業ではハロウィンの形のクッキーやパンを調理する料理を習ったので、ホームステイ先でホストが忙しい時にエッグチーズトーストを作ってあげたところ、とても喜んでもらえた!と、R君自信もとても嬉しそうでした。
ホームステイ宅にはお客さんとして滞在するわけではなく、家族の一員として長期滞在をしますので、こうやってお互いコミュニケーションをとって、歩みよる行動と姿勢が本当に大切です!留学開始して2ヶ月目で、それをすでに実行できているR君はとても立派ですね!
Woodworkでは木材を加工した作品を制作していきますが、カナダでは日本の図工・技術の授業より本格的な機械を使っていくので、作る物も日本より大掛かりです。最初は手始めにカッティングボード(まな板)を作り、その後は小さいテーブルを作っているそうです。
Artのクラスでは写真を撮る技術も学んだそうですが、撮るだけではなく、その写真を加工して、メンタルヘルスのためのポスターをフォトショップを使って作ったそうです。カナダでは、このようにArtの授業であっても、美術の授業内容だけにとどまらず、社会的なメッセージ性のあるトピックも取り入れて作品に取り組んで行ったり、時には美術と社会の先生が合同で生徒に課題を出し、社会の授業で取り上げているトピックについて、美術の授業で習ったスキルを活かして課題に取り組ませるような授業も珍しくありません。
R君は先生の説明がわからない時も多いようですが、分からなかったらすぐに先生に聞くように心がけているので、自分から質問に行くと先生も丁寧に教えてくれます。「分からなかったら聞く」という基本的なことが、簡単なようで、私たち日本人にはとても難しいので、あえて意識してR君のようにこれを行動に移すことがとても大切です!
ホームステイ先ではファミリーはとても親切にしてくれて、ご飯もとても美味しく、色々なところに連れて行ってくれるので、他の留学生と比べても最高だと思います!と大満足な様子。湖にある別荘や、ハンティングにも連れて行ってくれ、カナダでしかできない体験を満喫しています。サンクスギビングデーでも日本では見たことない七面鳥などの御馳走が出てきて、カナダらしいスケールの大きさを多方面で実感する日々を過ごしています。
釣ってきたTrout(マス)を自分で捌けるようになったR君。魚の頭を落として、内臓を出すのはRの仕事だそうです!
ハロウィンにはみんなで仮装をして集まり、Trick or Treatをして住宅街を回ってお菓子を集めたそうで、楽しい時間が過ごせたようです。通常Trick or Treatは小学生くらいまでの子供が主に楽しみにしているイベントですが、ハロウィンの日は高校生も学校で仮装コンテストがあったり、現地校の先生たちもかなり気合を入れて仮装をしてきて、その格好のまま授業を行う先生も多いので、高校でもとても盛り上がるイベントです。特に留学生は、カナダでのハロウィンは初めてなので、小さい子供に混じってTrick or Treatに出かけ、いつもたくさんお菓子がもらえた!と大はしゃぎしていて、とても楽しそうです。

カナダ高校留学3か月目(11月)

この時は、サッカーのワールドカップがカナダの学校でもかなり盛り上がっており、R君はスペイン、ブラジル、ドイツ、オランダの友だちと一緒に試合を見て、リアルタイムで対戦国の生徒同士で交流を取れるのが本当に楽しかったようです!試合では敵同士でも、みんなでお互いの国を応援しあいとても盛り上がったそうで、これも、移民や留学生がたくさんいるカナダだからこそ体験できた貴重な経験となり、ワールドカップ中に留学に来れて本当に良かったです!と、かけがえのない思い出ができた様子でした。日本が途中で負けてしまったのは残念ですが、その次はブラジル人の友達とブラジルを応援していたそうです。
学校では難しい教科もあるものの、引き続きわからない時はすぐに先生や友達に聞いて、難しい教科でも単位は取れるように自分ができる限りの努力をして頑張っています。留学生として現地の生徒と同じ教科を受講することは英語の壁があるので、良い成績を取るのはとても大変なことです。来てすぐに高評価をもらうのは大変なことですが、カナダではアルファベット評価になっており、C評価を取れれば単位をもらうことができます。今後もわからないところは早めに先生や友達に聞く、課題も丁寧にできる範囲でこなし提出をする、提出期限に間に合わない場合はその都度先生に相談をして、課題に取り組んで努力している姿をアピールすることがとても大切です。
数学のクラスでは、お休みをした次の日に三次関数のテストがあり、テストが全然できなかったようですが、先生に自分で交渉をして、再テストをさせてもらえることになりました。カナダの授業の評価は、1度受けたテストの点数だけで出るわけではなく、意欲を評価される部分が大きいため、例え最初テストの点数が悪くても意欲があれば再試をさせてくれます。最終的に取れた点数で成績をつけてくれますので、努力次第で取り戻せるチャンスを先生がくれ、挽回できるシステムになっています。R君のようにしっかり先生とコミュニケーションをとり、諦めないこと、一度失敗してもそこからどう努力するかが大切です。
先月から取り組んでいるウッドワークのクラスでは、小さなテーブルが完成しました!とても上手にできているので、ホストにプレゼントするつもりということで、こういった気持ちを持つことがホストファミリーも喜んでくれると思います。
カナダの学校は平均して午後3時頃には学校が終了するので、放課後の自由時間も日本より長く、その時間を友達と過ごすのも楽しみの一つです。R君は学校終わりには、お友達と寿司屋さんに行ったり、マクドナルドに行ったりして、自由時間を楽しんでいるそうです。
ホームステイ先では、ホストファミリーがハンティングをするので、一緒に行って狩ってきた鹿やムースを食べたり、日本ではなかなかないワイルドな経験をしていますね!12月のクリスマスは、カナダでは年間でも一番大きな行事でですが、サンクスギビングの時のように親戚が家に集まってパーティーしたり、ご馳走を食べたり、日本のお正月のような家族団欒の温かい時間を過ごすことをとても楽しみにしています。

カナダ高校留学5か月目(1月・前半学期の最終月)

カナダのセメスター制の学校では、1月の後半に前期が終了します。

新しい学期は順調とのことで、後期はEnglish(ニューメディア)、Spanish、Math11、P.E.を受講しています。
スペイン語を話す友達が多いようで、授業外でも友達と積極的にスペイン語を使う機会があるそうですが、カナダの醍醐味の一つは英語以外の言語も、その言葉を母国語地する人がたくさんいて、何ヶ国語も本場の言語に触れられるという貴重な体験ができます。R君も英語だけでなく、スペイン語も頑張っているようです。
数学は前のセメスターでMath12が取れたので、Math11は少し簡単に感じるとのことで、クラスにわからない生徒がいたら、R君が教えることもあるそうです。英語を使って、他の生徒に数学を教えられるほど、R君も英語が上達していて、とても頼もしいですね!留学生でも特に理数系の科目は日本の方が少し進んでいるので、現地の生徒に教えてあげられるレベルにあることも珍しくありません。英語力に関係なく、現地の生徒に学校で習っている内容を自分が教えられるというのは、留学生にとっては大変大きな自信になります。
週2回ほどドイツ人のお友達を中心に、お寿司やポパイチキン等の外食をするのが最近の楽しみだそうです。冬の間は、スキーのシーズンパスを買っており、スキーも満喫しているそうです。まだ英語力に自信がない部分はあるようですが、ロッキーマウンテン学区は留学生、特にアジアからの生徒がほとんどいなので、ヨーロッパからの英語が上手な留学生や、現地のカナダ人の生徒さん中心に交流する機会が多く、R君も完全英語環境にいることで成長できていると実感があるとお話ししてくれました!他に日本人がいない環境で過ごすことは、誰もが必ずしも上手くいく環境とは限りませんが、自分に厳しく、そして同じ留学期間であっても少しでも英語の伸びを最大限に可能にしたい人には、本当におすすめの環境です。

カナダ高校留学6か月目(2月・2学期目開始月)

カナダのセメスター制の学校では2月の初旬から後期が開始します。学校が始まってからは勉強やスキーなどで忙しく、勉強もプライベートも充実した日々を過ごしています。
Math11では方程式等を学んでおり、内容は日本の数学と比べて簡単に感じるそうです。スペイン語は文法が難しいところもありますが、ゲーム形式で先生が授業を行ってくれるので、とても楽しみながら学ぶことができています。どの言語でも、覚えた単語は使うことが大事なので、実際に言葉に出して使って、スペイン語も頑張っています!
ニューメディアはプロジェクトの課題が出され少し大変なようですが、作業で分からない時はいつものように先生に理解できるまで聞いているそうです。カナダでは、遠慮をしすぎて、自分から行動を起こさないまま終わってしまうことが一番もったいないことです。多少しつこく聞くくらいが、やる気のアピールにもなって、先生たちもそのモチベーションに応えようとしっかりサポートをしてくれます。行動プロジェクトは自分の苦い体験を文章の構成(序章、本題、結論)を考えて作るもので、ハンティングで携帯を失くした時の話を元に作成したそうです。このプロジェクトでは文章の構成をするだけではなく、他にも写真素材を探し、音声を一部録音してCanva(デザインアプリ)を使って作成する等工程などもあり、たくさん質問をしていたら作業が遅れてしまったそうですが、その分出来上がった時の達成感と満足度はとても高いものが得られたようです!
カナダの高校では毎日授業が終了するのが平均して午後3時くらいなので、日本の高校生活より放課後の自由時間がたっぷりあります。この放課後の時間をどう過ごすかもとても重要なのですが、R君は毎日充実しており、水曜は学校の部活の合唱団、木曜、休日はスキーに行き、時間を有効に使っています。合唱団は4月に発表会があるのでそれに向けて練習しており、選曲自体はあまり面白くないようですが、新しい友達作りや、R君は色んな人と交流する機会を増やすことが目的だったので、こういった機会を積極的に活かして交友関係の幅を広げて頑張っています。

カナダ高校留学7か月目(3月、後半の2週間は春休み)

カナダの高校では、春休みが日本より少し早く、3月の中旬から後半に掛けての2週間が春休みになる学校が多くなります。R君も春休み前の学期中にやる課題はほとんど終えることができたので、春休みの宿題もあまりないようです。一つ課題としては、ブログでなんでも自分が好きなトピックをを選んで、英語で紹介するという課題が出ており、ホームタウンの大阪について書くと、日本の良いところをカナダでも広めようと頑張っていました。
勉強面は概ね順調なようです。スペイン語は春休み前にテストがあり、基本フレーズ50問中から15問出る形式で、満点をもらっていました!他のクラスメイトも授業に取り組む意識が高く、お互いに競い合えたので良い点数が取れたそうで、「周りからとても良い影響を受けています!」と喜んでいました。お互いに高め合える環境にいることは素晴らしいですね!
英語(ニューメディア)は英語の文章の書き方、構成を学んだ後に、映画を見て、描写的なセンテンス、具体的なセンテンス、映画の要約等を考えるというフィルムプロジェクトに取り組んでます。英作文についてしっかり考えないといけないので、難しく少し苦戦していたようですが、カナダでは英作文一つでもこういった想像力をたくさん使う練習をするので、単語力や文法力だけでなく、自然とWritingの表現力の力も伸ばすことができます。課題が難しいすぎる時や、少し提出期限を過ぎてしまいそうな時も、自分が今どこまでできているのか、後どれくらい時間が必要なのか先生に伝え、状況を随時確認しながら進めているので、提出期限を過ぎることは大きな問題ではなく、それで減点されることもありません。何度もお伝えしているように、一番大切なのはコミュニケーションで、R君はその努力を惜しまないので、結果的にまだ英語の壁があっても高成績に繋げることができています。
春休み期間中はほとんど毎日スキーに行ったそうで、これもスキー場がすぐ近くなあるからこそ叶う、ロッキーマウンテンエリアならでわのとても恵まれた環境ですね。また、スキー場もあまり人が多くないようで、スペースもたくさんあるのでとても快適に滑れているそうで、ここでもカナダの大自然満喫です!
春休み明けの4月には、合唱の発表会があるので、今はそれに向けて練習を頑張っているR君。
苦手なことにもひるまずに、色んなことに挑戦しているR君の成長記録、これからも楽しみです!

 

担当アドバイザー

持ち前の明るさを活かして、英語力に関係なくどんどん積極的にコミュニケーションを取っているR君!カナダに来てすぐの時からその姿勢を一番大切にして頑張ってくれていますが、その努力が着実に実って、ホストファミリーとも現地校の生徒達、先生達ともあっという間に良い関係が築けており、完全英語環境で毎日充実した日々を送っています。でも、これだけ周りと良い関係が築けるのは、R君の人柄というだけではなく、「苦手なことでも挑戦してみる」、「自分から動く」ということを小さなことであっても日々意識して頑張っているからこその成果です。クワイヤー(合唱団)に入ったキッカケも、ホストマザーが勧めてくれたからだそうですが、それが最初から自分が興味があったことではなく、歌う歌があまり好みではなくても、その場に参加してそこでの出会いを大切にする!ということを重視して、やってみよう!という行動に移したそうです。留学中は、何か誘ってもらったり、声をかけてもらっても、自分にはできないのではないかと不安になったり、やったことないしあまり興味もないからやめておこうと思ったり、せっかくのお誘いを断ってしまうことも珍しくないと思います。日本にいた時はそれでも良いと思いますが、せっかくカナダに留学している間は、日本では体験できないこともたくさんありますし、何かに挑戦できる機会は絶好のチャンスです!日本にいる時より、少しだけ勇気を出して、一歩前に踏み出してみることがその後の自分の留学生活がどうなっていくかに大きく影響しますので、ぜひR君の体験談を参考にして、皆さんにも日本にいる時とは違う第一歩を踏み出してほしいなと思います!

学校の授業で作ったテーブルをホストファミリーにプレゼントするというR君の気持ちも、ホストもきっととても喜ぶと思います。カナダの留学生活では言葉の壁だけではなく、文化や考え方が違う人たちと、どう付き合っていくかという部分が多くの人がぶつかる壁であり、多くを学ぶポイントです。英語がうまく話せなくても自分の気持ちを伝えるという努力は必須です。また、遠慮ばかりしていては、得られる学びも小さくなってしまうので、R君のように、失敗してもいいので前向きな気持ちを忘れずに、新しいことにどう向き合うが大切で、R君はそれを本当によく頑張っているからこそ、この満面の笑みが生まれるのだろうなと感じます。

これからもたくさんの仲間に囲まれて、カナダでの毎日の日常を満喫しているR君の成長ぶりが楽しみです。ロッキーマウンテンのエリアで大自然に触れ合いながら、ますます逞しくなっていくのだろうなと思います。またR君から届く、カナダ感満載のワイルドなお写真とお話を私たちも楽しみにして、応援しています(^^)

AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩

 

 

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