カナダ高校1年体験留学:1学期(9-2月)の月別レポート&成長記録!受講科目やクラブ・友達について情報満載 – カナダ・ビクトリア学区(公立・ダグラス高校)

こんにちは、カナダで教育・移民コンサルタントをしている西岡彩です。カナダ・バンクーバーの現地オフィスから皆さんのカナダ全土の中学、高校留学サポートを行っています。

このウェブサイトではカナダ留学を終えた先輩留学生の体験談などをたくさん掲載しているのですが、今日は2022年9月からカナダに来てバンクーバー学区で高校留学を1年しているユイちゃんの親御様に毎月お送りしている面談報告から、一部内容を抜粋して時系列で留学の成長がわかるように皆様にもご紹介させて頂きたいと思います。カナダに来た留学当初から2023年2月まで、どんなことがあってどんな思いで留学生活をしてきたのか。お友達を作った経緯や部活動、とった授業、現地校の先生とのやり取りや気づきなどふんだんにカナダの高校留学がわかる内容となっていますよ。

(↓去年ビクトリア出張に行った際に実際ビクトリア学区、スーク学区で頑張っている生徒さんとお会いし面談した時の写真です)

ユイちゃん、本当に本当に素晴らしい生徒さんで私もアドバイザーもユイちゃん、そしてご家族のサポートが出来てすごく光栄で幸せに思っています。(下記はユイちゃんを担当したアドバイザー目線で内容をまとめています)

お名前:ユイちゃん
学区:ビクトリア(ダグラス高校)
学年:Grade 11
期間:1年間の体験高校留学予定(2022年9月から2023年6月)
滞在方法:ホームステイ

カナダ高校留学1か月目(9月)

カナダビクトリア学区の人気校、Mt. Douglas Secondanry School(マウントダグラス・セカンダリースクール)にて留学開始。カナダの現地校では早速、ドイツやブラジル、韓国からの留学生など、お友達も30人程でき、順調にスタートしました。留学開始後、最初の現地校での受講科目は、ダンス、社会、理科、ESL(留学生向けの英語)の4科目です。

理科と社会では教科書のまとめやプレゼンなども宿題も多く、英語の壁もある中で現地の生徒と一緒に授業についていかないといけないので、勉強は難しくて大変だけど、地道な努力で授業は問題なくついて行っていました。一般的に社会はどの留学生も苦労する難しい教科の一つですが、ユイさんは環境問題の中でもプラスチック問題について取り上げており、日本でも社会問題を勉強していたので、カナダの授業でもこれまで日本で学んできた知識も活かすことができました。

カナダではこういった環境問題を取り上げた授業も多く、ビクトリア学区のMt. Douglas Secondanry School(マウントダグラス・セカンダリースクール)でも、リーダーシップスキルを伸ばすことに特化した活動も行っています。また、留学して早速、クラブ活動にも積極的に取り組んでおり、最初の月からフィールドホッケー、オーケストラ、リーダーシップのクラブに所属して、授業以外の時間も有効利用して活動を開始しました。
複数の活動に参加していたので、朝、昼、放課後とそれぞれ活動時間が異なり、とても忙しく過ごしていましたが、積極的に様々な活動に取り組むことでクラブ活動を通して、ビクトリアの現地校の生徒ともすぐに友達になることができ、大変充実した時間となっていました。

リーダーシップのクラブでは、それぞれの生徒さんが解決したい社会問題について取り組んでいくので、意識の高い生徒さんもたくさんおり、周りからたくさん刺激を受けることができたので、クラブ活動に参加しすることで、人脈や世界観も大きく広げることができました!

カナダ高校留学2か月目(10月)

カナダでの留学生活も1ヶ月が経ち、ビクトリアでの留学生活にもずいぶん慣れてきました。受講科目では、社会と生物は内容が難しいこともありますが、放課後に先生に質問をしに行くと分かりやすく教えてくれるようで、どの授業の先生も優しく手厚くサポートしてくれるので、現地校での授業にもしっかりついて行っています。
最近の社会の授業のトピックではロシアとウクライナの戦争についてや、社会主義について学び、難しいテーマに取り組んでおり、カナダ人の生徒と一緒にディスカッションなどもあるので、その中で留学生が発言をするのはとても勇気がいることですが、自分ができることから少しずつ取り組んで頑張っていました。

先月から参加している様々なクラブ発動の中でも、特にフィールドホッケーが楽しいようで、ユイさんはホッケーは初心者でしたが、メンバーのみんなもユイコさんを優しく受入れてくれていました。チームは10人で結成されますが、ユイさんはフォワードのポジションで早速試合にも出ており、ゴールを決めたこともあるそうで、カナダのチームで大活躍しています。

カナダの高校のクラブ活動では遠征もよくありますが、バンクーバーアイランドでの大会もあり、9校が参加しました。Mt.Douglas Secondaryのチームはなかなか強いチームで、良い所まで進むこともできたので、こういった課外活動を通しても、さらにチームメイトと仲が深まり、言葉の壁は飛び越えてスポーツで大活躍していました。

リーダーシップのクラブでは海の保全活動をしており、日曜日に学校の近くのビーチでごみ拾いをして、環境保護活動にも貢献しながら、英語の勉強にもなるので、とても有意義に時間を過ごすことができています。

カナダ高校留学3か月目(11月)

9月から開始したカナダでの留学生活ですがここまでの2ヶ月間もあっという間に過ぎたと感じるので、限られた時間で、少しでも多くの友人を作るために、引き続きクラブ活動にも積極的に参加しています。カナダのクラブ活動は、日本の様に年間を通して続けるわけではなくて、1学期の中でもシーズンごとにスポーツも変わります。今月からはバスケットボールにも参加していますが、日本でもバスケットボール経験者なので、一般的なレベルの生徒さんよりもユイさんのスキルが高いようで、周りの人たちに褒めてもらいながら、ビクトリアの学校でも大活躍しています。

留学先で国が違っても、小さい頃から培ってきたスキルを持っていたら、それを積極てに表に出しアピールすることで、先生達やカナダ現地校の生徒さん達にも尊敬されたり、そのおかげで相手から声を掛けてくれるきっかけになることもよくあります。ユイさんもまさにその努力が認められて、ユイさんが好きな事や得意なことが、留学先での成功にも繋がっているので、これが自分に自信をつける大きなきっかけとなっています。

カナダ留学当初から頑張っているリーダーシップの活動では、週末だけでなく昼休みなども利用してごみ拾いなどの活動を行っていますが、カナダの学校では日本の様に先生の指示で動くのではなく、全て生徒が自主的に計画をし、自分たちが主導となって行っていることに、日本とカナダの高校生の自立心や自主性の差を感じ、それがとても魅力的に感じたそうです。

カナダの留学生活では、授業中にカナダ人の生徒とも話しをする機会はあるけれど、授業以外でも話せるところまで親しくなるのは、努力なしでできることではありません。そんな中、ユイさんはスポーツの分野ではフィールドホッケーやバスケットボール、またオーケストラに参加して、そこでたくさんカナダ人の生徒と話ができる環境を自ら作る努力をしています。オーケストラはアジア系の生徒さんも多いので、様々な活動に参加することでタイプの違う現地校の生徒さんたちや他の国からの留学生とも交流する機会が増え、ユイさんの交友関係のバランスも更に充実して、クオリティーの高いものとなっています。

社会と生物の授業は、現地校生と一緒のレベルで受講するので、どうしても語学力の面で差が出てしまうのは仕方がないことですが、先生がとても優しくて、ユイさんが留学生という事を分かって良く気に掛けてくれるそうです。カナダの学校では、先生が一人ひとりと丁寧に向き合ってくれ流のが印象的だそうで、それが嬉しいし、モチベーションも上がるきっかけにもなっています。放課後など時間外でも分からない所は聞きに行ったら教えてくれるそうです。先生の生徒との向き合い方も日本と違って、先生に対するリスペクトは保ちつつも、とてもフレンドリーで関係が築きやすいから、難しい授業でも諦めずに、頑張ろうと思えるそうです。

日本の生活と比べると自由にできる時間が多く、時間も気持ちにも余裕ができるそうです。Mt. Douglas Secondary(マウントダグラス・セカンダリー)は学校がビクトリア大学のすぐ隣なので、空いた時間は大学の図書館に行き勉強することもできるので、ビクトリア大学のキャンパスライフ気分も味わったり、留学生活にも余裕ができてきた様子です。

カナダ高校留学4か月目(12月)

カナダでの9月開始の学期も中間を過ぎて、この時期になるとテストや課題も多くなり、生物では単語を覚えるのも最初より難しくなってきたそうです。でも、こういった科目はしっかり時間をかけて丁寧に取り組むことが大切なので、勉強した範囲や単語をノートに纏めたり、地道に取組んでおり、中間成績でもAかBが貰えそうだと、努力が実っているご様子です。

ユイさんの努力が素晴らしいポイントとしては、分からないところは頻繁に先生に聞きに行くなど、先生との関係を上手に築き、先生と仲を深めているところにもあります。そのおかげで先生からもユイさんのレベルに合わせて、沢山のアドバイスを貰いながら取り組めているそうで、そういった積極的な姿勢も大きく評価に影響して、中間成績は90%越えのAを取得することができました。ホストファミリーからも一番難しい社会でAを貰えたのはすごいよ!!と褒められたようです。

クラブ活動ではバスケットボールのシーズンが本格的に到来し、毎週授業後に試合があるそうで、筋肉痛になりながらも文武両立して頑張っていました。ユイさんはバスケ部の中でエースと呼ばれるまでになったそうです。バスケットボール経験者が少なくチームが強くないので、コーチやメンバーが凄く褒めてくれる!ということですが、留学先でクラブのチームのエースになれるのは、人柄や努力も大きく影響して、周りから尊敬される存在になったのだと感じます。チームはカナダの現地の生徒と留学生が混ざっており、お友達も沢山できたので、忙しい中でも本当に楽しく活動ができているようです。

また、カナダではクリスマスが年間でも一番大きなイベントですが、オーケストラでは、学校でクリスマスコンサートがあり、そこでもバイオリンのソロパートを貰ってパフォーマンスをすることになりました。
スポーツでも音楽でも大活躍で、留学先のビクトリアの現地校でもユイさんはチームになくてはならない存在となっています。

カナダ高校留学5か月目(1月・前半学期の最終月)

カナダのセメスター制の学校では、1月の後半に前期が終了します。学期最後の方ではテストがやプレゼンテーションがあったり、課題も増えるので忙しくなりますが、今学期を通して参加してきた活動からも幅広い友人ができたので、お友達にも課題を手伝ってもらったりして、無事に前期を終えることができました。英語での授業が難しく、壁にぶつかることもありましたが、毎日楽しく学校に通え、クラスでも順調に勉強ができたと、達成感に満ちた留学生活となったようです。

授業以外で参加していたクラブ活動でも友達の輪が大きく広がりましたが、最近は活動の時間以外でも多くのご友人とご飯を食べに行ったり、プライベートの時間も大変充実しているそうです。カナダに来て、9月からビクトリア学区で新たな挑戦が始まりましたが、「留学生活が始まってから、ずっと楽しい」と感じるそうです。
ユイさんが様々なことに挑戦し、前向きに取り組んでいるからこそ、周りの人たちからも受け入れてもらって、カナダでの時間がとても恵まれた環境となっているのだなと感じます。

カナダ高校留学6か月目(2月・2学期目開始月)

カナダ学区での留学生活も後半となり、2月からは後期が開始しました。新しいセメスターが始まり、今学期は英語、数学、ヒップホップ、オートモーティブテクノロジー(自動車整備などの知識を学ぶ授業)を受講しています。英語はEnglish10という、現地校の生徒も一緒に受講する、カナダの高校の卒業必須科目となり、日本でいう国語の授業となります。カナダに来てまだ半年なので、初めは留学生用の英語のクラスを取ろうかと思ったようですが、現地構成と一緒にEnglish10を受講できるのであれば「挑戦してみたい!」との思いでEnglish10の受講を決心しました。

現在は映画を見て内容を起承転結でまとめる練習をしており、今後エッセイなども作成していくようになるので更に難しくなりそうと少し不安もあるようですが、English10の受講を許可してもらえるレベルまで成長されているので、半年でここまで英語が伸びるのはとても成長が頼もしいです。

ヒップホップでは外部のダンススクールの講師が教えにきてくれるそうで、学期末に発表会もあるようなので、今から楽しみにしています。オートモーティブテクノロジーは車の整備をする授業で、カナダの高校ではこういった実践的なスキルを経験してつけていく授業が、日本よりも本格的です。ユイさんはもともと車が好きということで受講を決めましたが、授業の中で車を持ち上げたり、専門パーツを覚えたりと、慣れないことばかりなので少し大変なこともありますが、このようなクラスはなかなか日本では経験できないので、カナダらしい貴重な経験をしています。

クラブ活動に関しては、大活躍していたバスケットボールのシーズンは1月で終わり、リーグ戦は3勝3敗だったそうです。ユイさん自身もとても大活躍していましたが、それ以上にメンバーが最高でした!ということで、この活動を通して本当に仲の良いお友達も作ることがで来たようです。今後はアルティメットというフリスビーの競技か、サッカー部に興味があるようで、まずはトライアルに参加してから決める予定ですが、そこにあるチャンスを全て生かして挑戦している志が本当に素晴らしいです。

担当アドバイザー

カナダの留学生活では言葉の壁だけではなく、文化の違いや考え方の違いにも直面し楽しいことばかりではなく不安なことや気持ちが落ち込むけこともたくさんあると思います。そんな中、ユイさんは最初から失敗を恐れずに、今あるチャンスは全部活かしたいという強い気持ちがあり、まずは試してみよう!というチャレンジ精神が本当に素晴らしいなと思います。失敗をしたり、うまく行かないことがあっても、そこで終わるのではなく、それをどう活かしていくかという前向きな気持ちを大事にして努力することで、周りの人たちからも信頼を得て、自然とたくさんの人たちからサポートをしてもらえる環境となっており、前向きな姿勢でいることの大切さを改めて感じさせてもらうことができました。カナダでの生活が後半になってもまだまだ次の新しい挑戦を見つけているところですが、カナダでは高校生活においても日本では経験できない環境がたくさんあるので、英語力だけでなくこれからもどんどん色々なこと吸収していくユイさんの成長が本当に楽しみです。私は去年の11月にビクトリアに訪問し実際にユイさんにもお会いして面談することが出来たこと、すごく心に残っています。帰国前にまたお会いできる機会があると思うのでその時また色んなカナダでの楽しいこと、成長したことや気づきなど教えてくださいね。引き続き応援しています!

↓ユイちゃんご自身の体験談はこちらから
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