こんにちは、カナダの教育・移民コンサルタントの西岡彩です。
最近YOUTUBEチャンネルやこのウェブサイトを見た、といってお問い合わせをくださる方がたくさんいらっしゃり本当に有難く思っております。カナダの留学だけではなく家族での移住、海外移民、人生もう1度やり直したいです!など色々なご相談を頂いております。
今回はお子様お二人を連れて1年長期滞在をしたい!というお母様からお問い合わせを頂きました。ご予算のこともありバンクーバー以外にモントリオールやノバスコシアもお勧め致しました。
その時のやり取りをそのまま下記でご案内しているのでカナダに親子留学ちょっと興味あるかも?という方はぜひお読みください。
もくじ
Q: 小学生二人の子どもと一緒にカナダへ親子留学したいです!への回答(学費の予算が100万円の場合)
(西岡からの回答そのまま抜粋)
初めまして、この度はお問い合わせを頂きありがとうございました!カナダへの親子留学をお考えですね、期間はできれば長くいたい、とか1年くらいあれば良い、などご家族のご意見は固まっていますでしょうか?
例えば、本当に短期で夏に2か月だけ、ということであればお子様のサマースクールの費用&滞在費用があれば良いので100万円のご予算でプランを立てることは可能かと思います。
もし長期的に、ということであれば現地校はお子様一人あたり年間130万円ほどの授業料がかかりますので、それだけでご予算オーバーになってしまいます。もしお母様が私立の語学学校経由で
公立のカレッジ2年、というプランで来られた場合、かかるのはお母様の授業料のみでお子様の現地校授業料は無料となります。
お母様の授業料ですが、英語力にもよりますが例えば1年ほどacademicな進学用の受験コースに入るとするとだいたい100万円ほどが授業料の目安です。2年目からカレッジに入学した場合、そこから2年の授業料は約300-350万円ほどを目安にお考えいただくのが良いと思います。
ですので、1年目にかかる費用はお母さまの授業料100万円程度、お子さまの現地校留学費用は無料となりますのでご予算に収まります。その後、月々の生活費を仕送りしてもらうことになるということで目安としてだいたい家賃・生活費等で$2,500-$3,000ほど、23-28万円ほど見て頂く必要があるかと思います。
2年後にお子様は〇歳と〇歳になられるのでお二人一緒に現地の小学校へ通うようにお手配することが可能です。
お母様が語学学校、カレッジ2年いっている間お子様の教育費は無料でその後3年の就労ビザを持ってこちらでお母様が就労される場合はその期間もお子様の授業料は無料となります。
来られたい期間などによってプランは様々あります、例えば本当に短期で良い場合は日本の学校を休むことになりますが9月から6月の間どこかでこちらに1-2か月こられ、その間お子様は現地の小学校で
体験入学することも可能です(その場合は授業料が有料、お母様が学校に行く必要はありません)
予算的にバンクーバーが厳しい?ノバスコシアやモントリオールは現地校費用が無料?!
もし1年の期間限定留学で、都市部のバンクーバーやトロントではなくて良いという場合はノバスコシア州に行くという方法もあります。ノバスコシアは親御様が1年の語学留学をされると現地の学校にお子さまが無料で入学できますので良いと思います!
ただノバスコシアは少し地方学区なので過ごしやすく、治安も良いですがバンクーバーのような観光名所がたくさんあるところではありませんので一番の目的はカナダ人との交流や英語の習得になると思います。ノバスコシアでもバンクーバーでも日本人スタッフがサポートしますのでご安心くださいね。
親御様の語学学校費用がだいたい1年で100万円程度、とお話しましたのでこの学費があればお子様の授業料は無料、あとは生活費があれば大丈夫です。2020年と2021年の夏くらいまではノバスコシア州は外国人の受け入れを一切ストップしていますが2年後であればさすがに大丈夫かな・・・とは思っております。
ノバスコシアに行かれる親子は結構いらっしゃるのですが、高校生の生徒さんから頂いた体験談を良かったらお読みください。
本日はカナダのノバスコシア州で高校留学を1年体験したリサちゃんを招いて高校留学についてお聞きしたいと思います。リサちゃんは6月から2か月まずはカナダで語学学校に通い、それから9月の新学期にあわせてノバスコシア州に移動して現地の高校に入学[…]
現地校に行かれた生徒さんなので高校ではありますが参考になると思います、ゆっくり時が流れていて優しい人が多いですよ。語学学校はファミリ―向けのこちらがお勧めで今迄行かれた方からも
大変評判が良かったです。
https://www.eclccanada.com/japanese
また、モントリオールでもお母様が語学学校に行かれるとお子様の授業料が無料になりますので、フランス語圏ではありますが英語も通じますし英語学校にいけますので親子留学で人気があります。
親子様で滞在出来るレジデンスとあわせて英語学校のパッケージをご案内し公立校のお手配もすることが出来るので、もしご興味があればお知らせください!
親御様の学費と生活費でお子様2名の現地校無料、ということであればご予算以内&生活費でお手配出来そうな気がしております。モントリオールはとてもお洒落な雰囲気の街でヨーロッパのような感じです、
ノバスコシアはどちらかというとザ・カナダのゆったりした自然が多い田舎町(雰囲気は港街なのですごくいい)という特徴があります。
どちらの街でもサポート、現地校手配、語学学校、ビザ申請などまとめてサポート出来ますのでもしバンクーバーではなくても良い場合はどちらかの方向でお手配を進めていくのがお勧めです。2年後を目安に、ということですので渡航する1年くらい前から少しずつ学校の方向性を決めていってお手続きしていくと半年前にはビザが出ている状況になるのでその後の渡航準備が進めやすいと思います。
単身留学であれば3か月前、とか半年前、というギリギリでも良いのですが親子留学の場合は親子が入れる滞在先レジデンスが埋まってしまうことを考えて皆さん1年前くらいにプラン確定→お申込み→ビザ申請というような流れで進められていますよ。
Q: バンクーバーに住んでいてノバスコシアやモントリオールはどう思いますか?
(出来ればバンクーバーに行きたい!というFさんご家族、私が感じる正直な気持ちをお話しています)
おはようございます、カナダに親子で行きたい気持ちが高まったと聞けて私も嬉しいです!カナダ本当に良いところなので一人でも多くのお母さんに来て頂いて自由な世界を体験して頂きたいと思っております。
モントリオールはとても住みやすくて、ケベックの中でも英語が通じる場所ですので英語習得希望の親子の方にでもお勧めの場所ではあります。ただ確かにフランス語しか話さない方もいますので、バンクーバーなどが安心ではありますよね。
ノバスコシアですが、小学校の雰囲気や貸し物件などはあまりバンクーバーと変わらないんです。バンクーバーも都市部とはいえ日本の都心とは全く違う雰囲気ですし、特別学校がノバスコシアや他の州と
違うところはありません。モントリオールやケベックは、バンクーバーや他の州とちょっと違う雰囲気はありますが・・・(^^;
小学校の雰囲気がバンクーバーと違う点はダウンタウンなどの学校はカナダの子より中国や韓国からの教育移住の子どもが多い、というところかもしれません。バンクーバーやこの辺り近郊の場合は白人もいればアジア人も南米人もいて国際色豊か、インド系も最近多いですね。(インド系は意外と、というと失礼ですが結構礼儀正しくて教育観念もしっかりしているご家族が多いな~という私の個人的な勝手な印象です。うちの子が通う小学校もインド系の子が一定数いるのですが、一番仲良しのベストフレンドがインドの子でご家族もすごく柔らかくて良い感じです)
ですのでバンクーバーもノバスコシアも留学生が行きそうなダウンタウンの近くは意外にどちらも留学生に手慣れている点、ESLで英語のサポートをしてもらったり、英語ができない学生への対応に慣れているところはあると思います。普通の授業の進め方も雰囲気で大きく違うところはそこまでないと思いますよ。
物件も普通に4-5階建てのアパート(結構内装は綺麗)なところの1室、という方が今までは多かったです。一軒家のベースメントスイートを借りる、というような方はノバスコシアではあまりいない印象です。ノバスコシアの場合、日本の免許を書換することが出来ないので(ハンドルを握る位置が違うかららしくて韓国免許からは書き換えOKだそう)こちらに来られて運転を希望されるならバンクーバーが良いかもしれません。
ノバスコシアの中でもハリファックスはそこまで極寒・雪が積もるという感じではないそうで、ある程度道も雪かきしてもらえるみたいですがやはり雪に慣れていない方の運転は心配かもしれませんね・・・。そういう意味でもバンクーバーはほとんど冬に雪は降りませんし車がなくても生活出来るので過ごしやすいと思います。
バンクーバー自体、福岡や札幌くらいの規模だと私は思っていますのでハリファックスはそれに比べると結構田舎ではありますね、でも一通りのビジネスはあって大学やカレッジも多く学生もいますので何か買えなくて困ることは普段はなさそうです。
日本食はある程度はスーパーなどで手に入ります、しょうゆやお米などそういったベーシック素材は今はカナダ全土ある程度どこでも手に入ります。バンクーバーはもうどこにいっても結構マイナーな日本食や化粧品などだいたい何でも手に入りますね、値段は2-3倍しますが。ハリファックスの場合、日本系ではなくコリアンや中華系スーパーで日本食のものもうっている感じです。
ノバスコシアで日本人のサポートが必要な場合は日本人スタッフをご紹介します、サポート費用は1年間で約$2,800となっています。(学校のお手配や同行、アパート決めなど必要なサポートが全て含まれます)
親子留学された方でモントリオールやバンクーバーのように体験談を頂いていないのですが、上記で少しでも生活について知って頂けると嬉しいです!(私が担当する方も年間ハリファックスを選ばれるのは1-5組程度、バンクーバーの1/5くらいの割合となっています)
ハリファックスへは親子より高校生を送ることが多いのですが大学生も含めて皆さん特に困ったことはないといっています。ただやはり田舎であることは間違いないですしバンクーバーよりも寒さは厳しいです。
バンクーバーにしたい場合ですが、1学期(5か月)でお子様が公立の学校に通われると授業料がお二人でだいたい$15,500ほどかかります。日本円で120万円ほどです。お子さまが学校に通われるとお母様が学校に行かれる必要はありませんので語学学校代は必要ありません。それ以外に毎月の生活費がかかってきます。
(だいたい家賃・生活費等で$2,500-$3,000ほど、23-28万円)
ですので出来る限り予算に近い形では来ていただけそうかな、という感じです!
(西岡さんは今ノバスコシアで子育て出来ますか?というご質問)
私は今英語も出来ますし、ある程度海外のことも知っているので期間限定で子連れでノバスコシアに行きなさい、と言われたら行けると思います!治安は良いですし出張で何度かいったことがありますが、若い学生さんも多くて街自体には活気がありますしハリファックスはシーフードが美味しい港町で人も親切です。
が、、、、一番気になるのは私がアジア人がマイノリティのところで今更暮らせるか、というところかもしれませんね。。。バンクーバーはアジア人であることが全くマイナスに働かずのびのびと
生きていけるのでそこまで日本人であることを意識することもないですし子ども達もハーフでも全然平気、という感じですがハリファックスなど他州はやはりそこはカナダ!
白人社会、ですので皆さんが優しいとはいえマイノリティになってしまうところはありますので、私はバンクーバーに慣れすぎていて今更そこで頑張って生活出来るか、そこだけが不安です。。。
(アジア人がいじめられるとかそういう話ではなくて自分の気持ちの問題でしょうか)
あとはやはりバンクーバーにいればすぐに日本人と知り合えますし保険購入も医療も旅行もある程度なんでも日本語で受けられる、というところは子どもを連れてこられる方には安心ポイントかなとも思います。
(日本語通訳の方が付き添ってくれるクリニックなどがあります)
色々書いてしまいましたが、もしお子様二人の1年分の現地校カナダ留学費用が捻出出来る、ということであれば(だいたい230-240万円ほど)バンクーバーやこの近郊はもちろんお勧めですが、モントリオールや
ハリファックスに行かれても皆さんカナダに来てよかったと仰っています。
やはり親御さんが語学学校にいっている間、お子さんの小学校や中学校が無料になるのはバンクーバーと一番違うところで穴場留学先だと思います^^
参考になっていると幸いです!どうぞよろしくお願い致します。
お客さまよりの最後のメールご返信(面白画像あり!)
この数週間、カナダに親子留学へ行くという希望についてたっっっくさんの質問に ひとつひとつ丁寧に答えてくださり感謝しています!ありがとうございます!
メッセージいただいてから、家族でまた話し合い、知り合いに聞いてみたり考えた結果、車が必要で日本人のほぼいないノバスコシアは心配なのでがんばって働いて 学費を用意できたらバンクーバーを
前向きに考えよう!となりました!
気持ちはもぅバンクーバーです!!子供のためにも一年は行きたいです(;_;)
5年前に親子留学に行きたいと考えた当初、カナダがいいなと思った直感を信じて問い合わせたのでうまくいくといいなと 今たくさん働く気満々です!
お忙しい中 申し訳ないのですがまたご相談させてください。ありがとうございました!
AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩
カナダの親子留学、高校留学、教育移住、海外移住お気軽にお問合せください。
私たちのカナダ・バンクーバーオフィスには沢山のお客様や取引先の皆様がお越しくださいますが、現地にある中学や高校、公立、カレッジ、大学の留学生担当の方とも頻繁に直接お会いしてミーティングしております。今回はバンクーバーダウンタウンと近郊にキャンパスを構えるVANOUVER COMMUNITY COLLEGE(バンクーバーコミュニティカレッジ)とCAPILANO UNIVERSITY(キャピラノ大学)の担当者さんとお話させて頂きました。
私たちの会社はカナダやバンクーバーの地元に貢献する、という目標があるので2009年よりカナダの地元企業や教育機関とも日々良い関係を作るために社員がボランティアに参加したり、ボランティアが欲しいNPO機関とボランティアしたい日本人の留学生や生徒さんをマッチングするお仕事も行っています。 コロナ前にもとても人気があった日本の高校の夏休みや春休みを利用してカナダで海外ボランティアをするプランですが、2年前から再開し今年も沢山の高校生や大学生の方がバンクーバーの幼稚園や保育園、サマーキャンプで幼児教育ボランティアに参加してくれています。今日はお写真と共にボランティア活動の紹介をしますね!
先週末は2024年9月スタートの中高校留学サポートにお申し込み頂いた生徒さんやそのご家族とオンラインで繋がり留学前の事前レクチャーを提供いたしました!30組を超えるご家族にお越し頂き弊社サポート部門マネージャーの愛と、私たちが3年間高校留学のサポートをさせてもらい現在はUBCで大学2年生のMaoと3人でみっちりと留学前の心構えなどお話させて頂きました。
留学前の事前レクチャーではカナダ留学をする時期、期間、行く学校や州などはそれぞれ違うのですがカナダの全体的な中学校、高校留学に関する情報やご入国の方法、そしてカナダ留学中の心構えなどをお話させて頂きます。その中で「親御様の心構え」ということに対してお話する時間がありますので今回のブログではその点について皆様ともシェア致します。これからお子さまを単身留学させたい、高校で海外に行って欲しい、すでに申し込みを済ませているという生徒様の親御様はぜひお読みいただけますと幸いです。
本日は九州より仲良し5人家族のうちお母様と3人のお子様がカナダ・バンクーバーのエージェントオフィスに遊びに来てくださったのでその様子を公開します。お子様は11歳、14歳、16歳でお兄ちゃんがすでに去年からカナダに単身で高校留学されており、今回は家族4人でバンクーバーに戻ってきていただき夏の間だけ2か月カナダ語学学校&ホームステイプランでご家族で過ごして頂いております。