【カナダ私立高校留学】BC州のクリスチャン系高校で、勉強やバスケットボールに奮闘するSくんの体験記!

こんにちは、カナダ・バンクーバー現地にある留学エージェントで教育・移民コンサルタントをしている西岡彩です。私たちはカナダの未成年留学(小学生高学年以降から中学留学、高校留学、ボーディングスクールなど)と親子留学・カナダの教育移住の専門アドバイスを提供しています。

今回は、2023年9月からカナダ・BC州のクリスチャン系私立高校に留学中のSくんの体験期をお届けします。Sくんは、模擬国連の日本代表を目指し、一流大学への進学を希望しているという、とっても志の高い男の子。そんな彼がカナダでの高校生活を経験し、どのような発見や学びを得ているのか、毎月の面談記録から振り返っていきます。

(以下、Sくんを担当したアドバイザー目線で内容をまとめています。)

お名前:Sくん
学校:バンクーバーから車で1時間ほどの場所にあるクリスチャン系私立高校
学年:Grade 10
期間:1年
滞在方法:ホームステイ

9月:カナダに到着~日本とカナダの違いを発見した最初の1か月

ホームステイ先のご家族は陽気に出迎えてくれて、安心したとのこと。一方、出てくる食事に日本とカナダの違いを感じたりもしたようです。カナダだと、日本米ではなく細めのお米が主流だったり、味付けも日本で慣れたものとは異なったりするので、最初は驚かれる生徒さんも少なくないですよね。そうしたカナダ文化を知るのも留学の大事な要素ですが、一方で苦手な食べものなどは無理をせず、きちんと自分の意思をホストファミリーに伝え、普段からコミュニケーションをとることも、とても重要です。Sくんは、ホストファミリーに日本食品を扱うお店に連れていってもらい、ポン酢や冷凍たこやきを買ったそう。そのほか、ホストブラザーと学校のバスケットボール部のトライアルを受ける予定で、その練習として一緒にバスケットボール場に行くなどして、ホストファミリーと交流を図っていました。

学校でも、文化的な違いや発見がいろいろありました。まず、日本のようにクラスが固定されていないので、個人個人で行動することが多く、グループワークでも良くも悪くも生徒が自由で、個性や自主性が強く出ているとのこと。とはいえ、学校の雰囲気は想像以上にアットホームでよかったともお話しされていて、それぞれ授業の中で友人を作ればいいので、不安はそんなにない、といったご様子。冷静に周りの状況を見ながら、日々のいろいろなことを学びとして吸収されているのが伝わります。

今セメスターでは、料理、体育、ESL、キャリア(半期のみで後半はバイブル)を受講されています。キャリアは課題が多く、やや大変そうでしたが、それ以外は座学科目が少ないこともあり、問題なくこなせています。料理のクラスでは毎日のように何かを作り、マフィンなどのお菓子に大量の砂糖が使われていることに驚いたそうです。そんな発見もまたカナダ留学ならではですね。

10月:バスケットボール部のトライアルに見事合格!

前月に受けたバスケットボール部のトライアルに見事合格し、入部が決まりました!参加者数が多いなか、高い倍率を勝ち抜いての合格だそうで、それだけでもとても素晴らしいのですが、さらに詳しく伺うと、Sくん以外の合格メンバーはみんなカナダ人の現地生徒なのだとか。10月時点では活動は始まっておりませんでしたが、これからのSくんのバスケットボールでの活躍に、アドバイザーの期待も高まった瞬間でした。

10月は、カナダではサンクスギビングの休暇があり、その日は豪華なディナーを食べるのが一般的ですが、Sくんのホームステイ先でもターキーが出て、美味しくいただいたとのことでした。

学校については、料理、体育、ESLは特に困る点はないものの、キャリアの授業では発言する機会が多いため、相応の英語力が必要になり、少し大変なご様子。周りにカナダローカルの生徒さんが多いため、話される英語が速く、「会話はまだちょっとしんどいかな」とお話しされていました。とはいえ、まだ渡航後2ヶ月目。Sくんのペースでコツコツと取り組んでもらえれば、次第に英語力はついてくるはずです。

Sくんの通う学校は、バンクーバーからは車で1時間ほどの郊外にあり、バンクーバー都市部に比べると、「公共交通機関よりも車」の社会ですが、そのためSくんもカナダ渡航後しばらくしてから初めて現地の公共バスを利用されました。その際、バス停のやアナウンスが日本と異なるので、少し苦労したそう。交通機関のシステムもやや日本と違うので、最初の頃は少し注意が必要かもしれませんね。

11月:カナダ留学から広がる言語学への関心、充実したバスケットボール部の活動

カナダ留学3ヶ月目に入り、このところSくんのなかで言語学への興味が湧いているそうです。カナダに来て、英語という非母語を通じて生活する中で、言語の特質に面白みを感じ始めていたのだとか。留学前には想像していなかった領域に関心が広がるのは、留学の醍醐味の一つですよね。Sくんのお母様も、「カナダ留学を語学習得のためだけと考えるのではなく、他の角度から物事を考えるようになっていることを、とても嬉しく思う」と仰っていました。

また、バスケットボール部の活動がいよいよ始まり、週3~4回練習があるとのだそう。練習のテンポが速いこと、またSくんはジュニアチーム(グレード9~10)の所属ですが、年長のシニアチーム(グレード11~12)と一緒に連絡する機会もあることから、なかなか大変そうなご様子ですが、もうすぐ試合が始まるので、どうなるか楽しみだともお話しされていて、充実ぶりが伝わってきました。チームのメンバーはSくん以外全員カナダ現地の生徒ですが、競技の知識がある上で話しているので、英語でのやり取りも、セットプレーの複雑な説明などでない限り、だいたい理解できているそう。

学校の授業では、半期の科目だったキャリアが終了し、バイブルになりました。こちらはクリスチャン系学校ならではの授業ですね。内容に馴染みがなく、専門性も高いため、理解には他よりも時間がかかってしまうそう。また、読んだ内容について書くことも求められるので大変なのだとか。それでも、Sくん自身のなかでどうやって課題の文章に取り組もうか、というアイディアが少しずつできあがっているようで、地道に頑張っている様子が伝わります。

ホームステイの生活に関しては、先日ホストブラザーの誕生日があり、そのお祝いでホストファミリー全員とバンクーバーから電車で40分ほどのサレー市に出かけ、アーケードでシューティングゲームやレーシングゲームなどを楽しまれたとのこと。徐々にカナダ生活に慣れていっているようですね。

12月:カナダのクリスマスを体験、バスケットボール部では初得点とゴールドメダル!

冬休みは日本に帰国せず、カナダで過ごしました。カナダでは、一般の家庭でも本格的なクリスマスのデコレーションをするところが少なくないですが、Sくんのホームステイ先でもしっかりクリスマスの飾りつけをし、ディナーにはターキーが出て、豪華だったそう!また、クリスマスのお出かけとして、ホストファミリーとバンクーバー市内まで出てきて、ウォーターフロントの公園で景色を眺めたり、イルミネーションを楽しんだりしました。年明けにも友だちとバンクーバーに行き、その際には散髪したいとお話しされていました。バンクーバーには、日本人の髪質を熟知した日系の美容院も多いので、よい美容院が見つかるとよいですね。

カナダでは、1月で学期が終了し、2月から新学期となります。そろそろ学期も変わる頃ということで、少しご様子を伺うと、新学期には数学、理科などの座学科目が増える予定とのこと。教科書を見た限り、日本で習った範囲も比較的多いので、ついていくのには問題ないかなと仰っていました。

このところは、やはりバスケットボール部の活動が充実しているご様子です。いよいよ試合も始まり、9試合中7試合に出場、そして冬休み前の最後の試合では、初の得点も決めたそう!カナダ人メンバーに混ざって活躍されており、本当に素晴らしいですね。また、年明けにはトーナメントがあり、Sくんのチームがゴールドメダルを勝ち取りました。

担当アドバイザー

面談中、いつも冷静に留学生活の中で感じたことや気づいたことをお話してくれるSくん。日々の出来事から、日本とカナダの違いや、言語のおもしろさを見いだし、学びにしてくれているのが伝わります。学校スタッフからも勉強熱心で成績も申し分なく、素晴らしい生徒さん!と絶賛されています。バスケットボール部の活動が、今は一番楽しいご様子で、メンバーはみんなカナダ人生徒なので、現地のお友だちもたくさんできているようです。そうした日々の学び、成長を、面談や学校とのやり取りを通じて見ることができ、アドバイザーとしてもたいへん嬉しく思います。

Sくんの場合、1年の体験留学予定ですが、残りの留学期間も充実したものになるよう、引き続きサポートしてまいります!

 

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