沖縄県ご出身のご家族と、お母様&お子様2人でカナダに渡航される親子教育移住案件について半年ほどやり取りさせて頂いています。お母様は公立校のカレッジ進学、お子様はカナダ現地校へ無料で進学するプランです。その中で補習校についての質問が出たのでメールカウンセリングをそのままご紹介。
小・中学生はカナダで日本語補習校に通う?
日本語の補習校、というのはカナダ現地校での勉強だけではなく通常土曜日に開催される日本語学校を指します。バンクーバーの場合は日本語能力の維持だけではなく、日本語の教科書を使って各教科の指導もあり海外から日本に帰国した際に学校教育で困らないようフォローアップがされている学校です。
西岡彩からのメール回答一部抜粋
日本語の補習校ですよね、私たち家族の周りでも駐在家族やこちら生まれだけど日本語力が高いお子さんなどは補習校に通われていました。ただ弟(小5でカナダ移民)は補習校にはいかず、父が日本語の作文を書かせて添削する、というのを週1つづけていただけです(^^; 弟曰く、小学校高学年であれば日本語のテレビを見たり誰かと文通やメール交換をしていれば日常会話の日本語を忘れることはもうない、といっていました。
ただ日本に戻って困ったのは、経営コンサルタントなので化学系?の会社のプロジェクトを任された時に日本語の理系の単語が全然分からなかったそうです。笑やはり大学レベル以上の単語などを使われてしまうと英語のほうが得意なのでその時は日本語の生物の教科書など読んで勉強した、と言っていました。でも元々基盤があるので単語を覚えたりするのは特に問題なかったようですね。
楽観的な考えかもしれませんが、日本の高校生が高1からカナダに高校留学に来て卒業出来るように(もちろん多大なる努力の結果ですが)、カナダに4-5年住んで現地の教育を受けていた日本人が大学から日本に帰っても、多少教育の方法の違いに驚くかもしれませんがそこまで言語の面で困ることはないのでは・・・と思っています。日本→カナダの留学もそうですがやはりはじめの半年が一番きついみたいで、そこからはちゃんと波に乗れれば大丈夫と良く聞きます。
補習校に通わせて日本人のお友達がたくさんできれば、しがらみは生まれますが日本語のキープにもなりますし、大学入試に必要な日本語力やアカデミック知識はそれなりにつくと思います。私の弟ももし高3の時点で日本に帰る、となっていれば補習校に通っていない場合普通のセンター試験などは受からなかったと思いますが、私学のAO入試であれば帰国子女枠で受かっていたと思います。
ただ日本の大学の普通入試を受ける、といわれる方がわざわざカナダの高校で卒業するメリットはあまり見つからないのですが。。。日本のお受験をするなら一番はやはり日本で勉強することだと思います。
ということで・・・結局話が戻るのですが、日本の普通入試ではなく出来れば海外での大学進学、出来ないとしても日本の帰国子女枠を狙いたい、という感じの方向性であれば補習校行く、いかないは本当にご家族それぞれの決断になると思います。そういえばこちらに家族で来ている駐在員の方のお子さんは補習校に通っていますが日本から中学・高校留学を単身でしている子たちが補習校にいっている例は聞いたことがありませんね・・・そういう子たちの進路は日本と海外進学とだいたい半々ずつくらいなので、やはり補習校にいかない=日本の大学に進学できない、ということではないですね。
(書いていたら思い出したのでなんだか脈絡のない文章になってしまいすみません・・)
カナダ留学:メールカウンセリング
この他色々お母様のカナダカレッジ進学相談、IELTSのスコアアップ方法、勉強方法などについてメールでやり取りをして今日は終わりました。
お母さん、コロナで夏のカナダ短期留学は諦めることになりましたがまた必ず機会が訪れますので大丈夫ですよ!次は日本の冬休みや春休みなどで調整出来るように引き続きお話を進めていきましょう。次回のメールも楽しみにしています。
AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩