今日はカナダの学校生活がとても自分の性格に合っていて、できることなら卒業までこちらにいたい!と言っていたHちゃんの体験談をご紹介します。カナダの学校では、日本より校則は緩く、先生との関係もフレンドリーで距離が近いのですが、そんな中でも締める部分はしっかり締めて、生徒をしっかりサポートしているんだなというのが感じられることが多いです。
それを実際に体験したHちゃんが実際感じたことを教えてくれたので、現地校の様子もよく伝わってくると思います!
メープル学区:Samuel Robertson Secondary School(メープルリッジ学区)
学年:Grade11
期間:2022年2月から2023年1月
年齢:16歳から17歳
ホームステイ:学区が手配
選択クラス:Math、English、Photography
もくじ
メープルリッジ学区での学校の雰囲気、授業、宿題などについて教えてください!
留学に来る前は、カナダの学校の方がゆるいのかなと思っていたのですが、カナダの高校生は、予想以上に生徒みんなが真面目に授業を受けているなと感じました!日本では居眠りをする人もいますが、カナダの高校では誰も居眠りをしているのを見たことがありません。授業中に生徒が飲み物を飲んでいたり何かを食べていたりするのは普通で、それを初めて見た時は日本の学校では見ない光景だったので驚きましたが、みんなきちんと授業に参加して、やることをやっていたらそれ以外で自由にしていても怒られないので、新しい文化に触れられて嬉しかったです。
また、発言や質問をとてもよくします。先生が話していても、途中で割り込んで話すので、最初はこれも驚きましたが、先生もちゃんと話を聞いてくれます。カナダの高校の自由な雰囲気や学校のスタイルが自分にとてもあっていて、大好きで毎日楽しく過ごせました。
宿題は授業中に終わらせられなかったら家に帰ってからやるか、午後の授業がなかったらランチの時間に残ってやっていました。授業を除いて平均2時間前後毎日自主勉強をし、宿題を土日にやるときもありました。分からない時は、空いている時間に先生に質問をしに行きましたが、私が通っていたSamuel Robertsonの先生達は皆優しくて、質問したらいつも丁寧に教えてくれたので、気兼ねなく声をかけることができて、たくさん質問もしやすかったです。
カナダのMath 11のクラス、レベルはどうでしたか?
私はもともと日本でも文系のクラスで、理数系ではなかったので、数学はとても難しく感じ、日本で習っていなかった指数関数などもカナダに来て勉強しました。数学のクラスでは私のホストシスターが隣に座ってくれたので授業は楽しく受けられました。難しいけれど、分からないところは先生に聞いたらわかるまで教えてくれて、自分で調べたりして努力したのでテストで100点を取ることもできてとっても嬉しかったです!そうしているうちに、数学が楽しくなってきて、私は日本では国語の方が好きだったけれど、カナダの高校にに来て数学の方が得意かもしれないと気付き、進路を理数系に変更しようと自分の将来について考え直すきっかけになった程です。
数学は一度受講したけれど、来学期もまた数学を受講したいと思い1年間の高校留学中に数学を2回受講しました。カナダに来て今まで気づかなかった自分の得意なことにも気づくことができ嬉しかったですし、何よりもテストで100点を取れたことが自分の自信にも繋がりました。数学は現地の生徒と一緒に受講しますが、先生も英語ができない私をよく気に掛けて先生から声を掛けてくれたり、良い点数が取れた時はたくさん褒めてくれたので、モチベーションに繋がって、本当に嬉ししかったです!
カナダでのPhotography(写真)のクラスはどうでしたか?
カナダの高校には、写真のスキルや知識を付けるフォトグラフィーの授業がありました。一眼レフのカメラの使い方も学び、知らない英語の単語などがたくさんありましたが、わからない時はクラスメートに聞いてみたりして、話すきっかけを作りました。最初は正直この授業は自分が興味があるものなのか分からずあまり楽しくなかったのでクラス変更をしようと思ったのですが、留学生コーディネーターの先生に相談したら、その先生がPhotographyの先生に話しをしてくれました。
その後からフォトグラフィーの先生が頻繁に声を掛けてくれて、私がわかるまで説明してくれたので、難しい単語も意味がわかるようになり、そこからはとっても楽しく受講することができました。先生が私が悩んでいることをしっかり聞いて色々アドバイスをくれたので、それで自分の考え方を変えることもできました。メープルリッジ学区の先生やコーディネーターの方は本当に親切でいつも私たちと親身に向き合ってくれます。
このクラスは個人での作業が多かったけれど、皆んなで公園に写真を撮りに行ったりする機会があり、その時に自分からカナダ人のクラスメートにも声を掛けることができ、現地の生徒とも仲良くなるきっかけになりました。授業以外でも遊びに行ったりするくらいの親友となり、とても楽しかったです。最終的には大変良い成績を取ることもできたので、何事も挑戦し継続することが、自分の好きなことを見つけるのには大切なんだなと学びました。
カナダでのホストファミリーと過ごす生活はどうでしたか?
ホームステイでは、ホストマザーが一日の出来事を聞いてくれたり、よく声をかけてくれ、たくさんお話をしました。ホストシスターとは学校の時間帯が同じときは毎日当校も一緒だったので優しくしてくれましたし、ホストブラザーは歳は離れていましたが、私が学校で困ったことはないかなど聞いてくれたり、お兄さんのような感じで接してくれました。
私は自分がいつもオープンでいたかったので、部屋に籠らないように気をつけて、いつも意識して部屋のドアを開けていたのですが、ファミリーが前を通り過ぎる際に私が部屋にいるのが見えると、わざわざ戻ってきて声をかけてくれました。ホストシスターが家に連れてきた友達を、通りすがりに紹介してくれることもありました。ファミリーみんなが私を家族の一員として温かく受け入れてくれた事をとても感じました。
カナダではアイスホッケーが人気ですが、私のホストファミリーもホッケーが大好きなので一緖に観戦をするのが楽しかったです。
ホストファミリーは留学生のことをお客さんではなく家族の一員として迎えてくださるので、何でもしてもらうという考え方ではなく、私もご飯を食べる前と後の机の準備片付けを率先して行ったり、自分ができることは自ら行うようにしました。お手伝いをすると、いつもホストもありがとうと言って喜んでくれました。
ホストシスターは本当の姉妹のように仲良くなって、お互いに誕生日プレゼントを選んだり、日常の日々を一緒に過ごせたのがとても良い思い出になりました!
メープルリッジ学区でのサマースクールはどうでしたか?
私がメープルリッジ学区のサマーコースの受講を希望した理由は、自分が周りの人より英語ができていないと思ったのでもっと頑張りたかったからです。サマースクールは毎日5時間、期間中の自主勉強は1時間から3時間くらい基本的にしていました。授業が終わるのは午後1時30分頃だったので、そのあとは毎日学校に残って、クラスメートとグループワークで課題の準備をしたり、夕方まで学校にいました。
カナダのサマースクールは、通常1セメスター(5ヶ月)掛けて受講する内容を約4週間で凝縮して勉強しするので、1日の課題やテストの数も多く、最後まで完了するのはとても大変なのですが、友達も助けてくれたので、たくさん努力をして最後までやり切ることができました。
カナダの授業は、自主的に取り組むことも多く日本より積極性が必要なので、日本のように受け身で構えていると大変なところもありますが、カナダのスタイルや、校風がとても自分に合っていたので、勉強にも力を入れて取り組むことが出来ました。先生たちは、助けを求めらたいつでもサポートしてくれますが、基本的には自分主体で課題のトピックも選んだり、調べ物をたくさんして準備をしたり、発表をしたりします。慣れない英語でこれをこなすのは大変ですが、でも皆んなこのようなスタイルで勉強しているからこそ、自主性があり、自分の考え方もしっかりしているので、日本との大きな違いを感じました。私も負けないように頑張ろう!とモチベーションに繋げることができたで、勉強も楽しかったです!
AN WESTHILL EDUCATIONAL CONSULTING(LIVE YOUR LIFE)代表 西岡 彩